Laboratorio Olfattivoから新シリーズ「フィオリトゥーレ」がローンチ!「香りの庭師」ことジャン=クロード・エレナによる3種の新作がデビュー

こんにちは、NOSE SHOPです。

NOSE SHOPの代表的なブランドLaboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)より新たなコレクション「フィオリトゥーレ」が8月14日(金)にローンチ決定!

手がけたのは、言わずと知れた世界で最も著名な調香師の一人、ジャン=クロード・エレナ。1970年代のデビューから常に第一線で活躍し、ラグジュアリーブランドの専属調香師を務めた後に独立。

一本一本に魂の籠る作品を生み出してきた彼が、今回のテーマにしたのは花。古典的なテーマでありながら、モダンで洗練された3種の花々をイメージした香水が登場します。

今回のマガジンでは、それぞれの新作に込められたコンセプトや香りの魅力を、本人の言葉と共に詳しくご紹介します。

  • Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)
  • ラインアップ(全3種)
  • オードパルファム|100ml 33,000円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、SLOPE、SALON、渋谷、渋谷ヒカリエ内ShinQs、池袋、麻布台、有楽町、銀座、高輪、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、ONE FUKUOKA、福岡、オンライン、Laboratorio Olfattivo 新宿*
  • 発売日|2026年8月14日(金)
  • *=先行発売中
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定

レジェンド調香師 ジャン=クロード・エレナってどんな人?

レジェンド調香師 ジャン=クロード・エレナってどんな人?

今回、『フィオリトゥーレ』コレクションを手がけるのは、現代香水界の伝説的調香師、ジャン=クロード・エレナ。

1970年代のデビュー以降、数々の歴史的ヒット作を世に送り出し、2004年には世界を代表するラグジュアリーファッションブランドの初代専属調香師に抜擢。同ブランドの核となる代表的なシリーズを数多く手がけた後、2016年にその職を退任しました。

以降、しばらく沈黙の期間が続いていましたが、2019年にLaboratorio Olfattivoの「チュベローシス」と「バリフローラ」を手がけたことで待望の復帰を果たします。

彼の信条は「ミニマリズム」。香料の数を極限まで削ぎ落とす独自の「引き算の美学」によって生み出される香りは、極めてシンプルで洗練されていながら、驚くほど豊かでふくよかな表情を見せるのが特徴です。

彼の香りの特徴についてはNOSE SHOP マガジンのコラムにて掲載中。併せてぜひご覧くださいね。

「香りの庭師」が導く新章。香水芸術の原点へ還る『フィオリトゥーレ』

「香りの庭師」が導く新章。香水芸術の原点へ還る『フィオリトゥーレ』

Laboratorio Olfattivoでのエレナの活動は、これまで上述の2作のほかにも、ブラッドオレンジやベルガモットなど地中海のシトラスに捧げたコレクション『ビアッジョ イン イタリア』を展開してきました。

そして今回、「香りの庭師」こと巨匠エレナが新たに向かったのが、光と生命力にあふれるイタリアの「花々」の世界です。

彼が本作で試みたのは、香水そのものへの原点回帰。

無数の香水が発表される今日において、華やかな形や色彩といった視覚的な美しさの陰に隠れがちな「香りそのもの」の力、そして自然が持つ生き生きとした存在感へ、人々の意識を再び呼び戻したい。そんな彼の思いからこのコレクションは誕生しました。

新たなアプローチと、引き算の美学

新たなアプローチと、引き算の美学

『フィオリトゥーレ』の完成までに、エレナは多くの時間を費やしました。ブランド創業者のロベルト・ドラゴは彼を急かすことなく、自身のペースでじっくりと創作に向き合える環境を整えたといいます。

年に6,000以上もの新商品が発表されるとも言われ、目まぐるしく消費されていく現代。そんな目眩のするような時代において、エレナはこれまでの延長線上ではなく、異なるアプローチで「極限のシンプルと洗練」を探求しました。

  • 「私たちは今、おびただしい数の香水が世に放たれる時代を生きています。だからこそ、私はイタリアの花々を語ることで、『香水芸術の起源』へと回帰できるのではないかと考えたのです。
  • 極めてシンプルでありながら、同時に洗練されているものをいかに創り出すか。なぜなら、シンプルさがただシンプルなままで終わってしまっては十分ではないからです。シンプルさの奥には、洗練が宿っていなければならないのです」
  • ―― ジャン=クロード・エレナ

調香芸術において象徴的な3つの花、「ローズ」「ジャスミン」「カーネーション」。

不要な要素を削ぎ落とした独自の「引き算の美学」によって再解釈されたこれらの花々は、単なる香りの模倣ではありません。透明感と調和によって立ち現れるモダンなコンポジションが、まとう人を自然を静かに凝視するような、親密で洗練された香りの旅へと誘います。

ラインアップ(3種)

世界初のモダンローズへのオマージュ
ローズ ミー トゥワイス

世界初のモダンローズへのオマージュ ローズ ミー トゥワイス

ローズ ミー トゥワイス

ローズの香りの奥にティーのノートを感じるたび、私はまた魅了されてしまう。わかっていても、抗えない。バラはバラ以外の何物でもない。それでも、その純粋さの奥底には二度目の誘惑がいつもひそんでいる。

NOTE|ローズ、レッドカラント、緑の葉、ホワイトムスク

メモ|
「バラはバラであって、バラ以外の何物でもない。」

―― ガートルード・スタイン『聖エミリー』(1913年)より

4万種以上の品種を持つローズは、調香師たちによって最も広範囲にわたりその香りを追究されてきた花。それは、無限に広がるニュアンスの海の中で、誰もが簡単に迷い込んでしまうような、ひとつの広大な宇宙と言える。

この探求の歴史は、1867年に決定的な転換期を迎える。バラの交配家であるジャン=バティスト・ギヨが、世界初のハイブリッド・ティー・ローズである『ラ・フランス』を生み出したのだ。この革新によって、ギヨは単に新しい花をもたらしただけでなく、その後の調香芸術を永遠に決定づける「嗅覚のシグネチャー」を確立した。

今日でも、私はローズの香りの奥に「ティー(茶)」のノートを感じるたび、あの歴史的な交配の系譜を直感的に思い起こす。このアロマの秘密は、ある特定の分子に隠されています。それは、バイオレット(スミレ)の香りを再現するために使われる一方で、お茶の嗅覚的印象を形作る鍵でもある成分――「イオノン」だ。

自身の香りのトーテムへ捧げる
ジャスミナード

自身の香りのトーテムへ捧げる ジャスミナード

ジャスミナード

ジャスミンには、冷たいものと温かいものがある。私が愛するのは温かくクリーミーなジャスミン グランディフローラム。8,000の花からわずか1〜2グラム。その精髄が巡る、夜明けの軽やかさから夜の深淵へ。

NOTE|ジャスミン グランディフローラム、オレンジブロッサム、ホワイトムスク

メモ|
「わが息子よ、国中から忌み嫌われるような悪臭のする人間になってはならない。人々の間を、まるでジャスミンのように歩むのだ」

―― ジャン・ジオノ『屋根の上の軽騎兵』(1951年)より

私たちの庭に咲く品種「ジャスミナム オフィシナーレ(コモン・ジャスミン)」は、ジャスミンの香りがするが、そこには「冷たい(クールな)」アンダートーンが潜む。奇妙な表現に思えるかもしれないが、香水の世界には、温かい香りがあるのと同じように、確かに「冷たい」と感じられる香りが存在する。

私の香りのトーテム(神聖視するもの)は「ジャスミン グランディフローラム」。これは調香師たちに選ばれし花であり、その温かくクリーミーな表情(ファセット)で称賛されている。その収穫は、まさに「忍耐の儀式」。7月中旬に始まり、9月下旬まで続く。わずか1キログラムの新鮮な花びらを得るために、およそ8,000もの花がひとつひとつ丁寧に手摘みされ、そこから抽出される貴重なエッセンスは、たったの1〜2グラムにすぎない。

その香りのライフサイクルは、時を巡る旅のよう。夜明けには、柔らかく、グリーンで、空気のように軽やかな(エアリーな)ノートを放つ。時間が経つにつれて、オレンジブロッサムを思わせるニュアンスへと変化し、そして夜の深淵(核心)において、温かく、アニマリック(官能的・動物的)な深みへと到達する。

カーネーションの香気成分への頌歌
イン カーネーション

カーネーションの香気成分への頌歌 イン カーネーション

イン カーネーション

クローブとカーネーションは、香りの魂を共有している。イタリア語でこの花とスパイスが同じ名を持つのは、偶然ではない。そしてカーネーションには秘密がある。予期せぬバニラの囁き。自然の静かな奇跡。

NOTE|カーネーション、バニラ、ひと匙のローズ エッセンス

メモ|
「特別な理由もなく、彼はカーネーションのメキシコでの呼び名を思い出した。彼らはそれを『クラボス・デ・アモール(Clavos de Amor)』――愛の釘、と呼んでいた」

―― ジョン・スタインベック『エデンの東』(1952年)より

クローブ(丁子)が、その名を冠する花(カーネーション)と「香りの魂」そのものを共有していることに最初に気づいたのは、イタリア人であった。

香辛料を満載した船で中国から帰還し、この驚くべき類似性に敬意を表して(そのスパイスを)カーネーションにちなんで命名したのは、マルコ・ポーロ(現 イタリア人 ヴェネツィア共和国出身)である。

しかし、カーネーションにはもうひとつの秘密が隠されている。それは、予期せぬ優しさでこの花を包み込む「バニラの囁き」だ。

これは決して偶然などではなく、自然界の化学がもたらす静かな奇跡である。クローブのエッセンスの主成分である「オイゲノール(Eugenol)」は、半合成(ヘミシンセシス)という繊細なプロセスを経て、「バニリン(Vanillin)」へと姿を変えることができるのだ。

この香りにおいて、花々は調香師のアトリエとなる――科学と感情が交わる場所へと。

香りをアートする"嗅覚の実験室"
Laboratorio Olfattivo

香りをアートする“嗅覚の実験室" Laboratorio Olfattivo

「Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)」は、2009年にイタリアで誕生したニッチフレグランスメゾン。ブランド名が示す通り、「嗅覚の実験室」という発想を核に、調香師たちの純粋な創造性から香りが生まれる場所として構想されたプロジェクト。市場の要請、流行や広告戦略からは距離を置き、「物語を語りたい」という衝動に突き動かされて生まれる香水たちは、旅や素材、記憶、感情といった断片的なインスピレーションを出発点に、唯一無二の“香りの断章”として姿を現す。参加するのは、世界で活躍する巨匠や気鋭のパフューマーたち。香水はすべてオードパルファム以上の濃度で設計されており、選び抜かれた原料と深みのある処方が、感情のレイヤーごとに香りを変化させる。また、製造からパッケージングにいたるまでのすべての工程が、ブランドの美意識のもとで丁寧に組み立てられている。白をテーマにした「in Bianco」、エレガンスとミステリーを宿す「in Nero」、巨匠との共作による「Masters Collection」、そして、イタリアの喜びを柑橘で表現した「Viaggio in Italia」など、多彩なコレクションがそろう。香水を「日常の装い」ではなく、「香りによる表現芸術」として捉えるこのブランドは、ニッチフレグランス文化の核心を体現し、現在では世界50カ国以上で展開されている。

おわりに

今回は、Laboratorio Olfattivoから新たに登場する新シリーズ「フィオリトゥーレ」の3作品を一挙ご紹介しました。現代の調香師界の重要人物たるジャン=クロード・エレナ。数多くの庭を生み出してきた彼が「香りの庭師」として生み出した新章。ミニマルな作風を貫きながらも洗練され、ときにはセルフレファレンスともとれるようなひねりを差し込むウィットに富んだ作品たちをぜひお楽しみください。

  • Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)
  • ラインアップ(全3種)
  • オードパルファム|100ml 33,000円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、SLOPE、SALON、渋谷、渋谷ヒカリエ内ShinQs、池袋、麻布台、有楽町、銀座、高輪、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、ONE FUKUOKA、福岡、オンライン、Laboratorio Olfattivo 新宿*
  • 発売日|2026年8月14日(金)
  • *=先行発売中
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定
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