Nasomatto
ナーゾマット|知性を宿した香水
名だたるファッションブランドの香水を数々手掛けてきた調香師アレッサンドロ・グアルティエーリによる、オランダ・アムステルダム発のフレグランスブランド。調香師としての安定したキャリアを捨て、ひとりの総合芸術家として、自身のオリジナルの哲学を体現した大胆で過激なコンセプトの香水を発露させるべく独立独歩の道を刻むことを覚悟。「Nasomatto」=「クレイジーな鼻(調香師)」の名の通り、一般的な香水ブランドの常識からは著しく逸脱した無秩序で創造的、時に奇妙かつ醜悪ともとれる刺激的なコンセプトと、香りのノートを一切公開しないミステリアスなブランドの姿勢は、時に苛烈な物議を醸しながらも、熱烈な香水ラバーたちから狂信的な歓迎をもって迎え入れられ、一躍すべてのニッチフレグランスのベンチマークとなった。狂気を孕んだ孤高の芸術家アレッサンドロが追求するのは、創造主たる調香師の創造性に屈しない、知性を宿した香水。それらは創造主の意志を超えて勝手に動き出し、世の中に対して新たな宣言をする「生きもの」。「感覚こそが、すべての人間の意思決定と行動を後押しする主要な原動力である」という彼独自の哲学のもと、それぞれの香りは、ある特定の感情・感覚にフォーカスされ、それらを後押しするよう、ひとつの必然としてこの世に生を受けた。