Amouage
アムアージュ|王の贈り物
「Amouage(アムアージュ)」はオマーンの首都マスカットに拠点を置く、中東発のラグジュアリーなフレグランスブランド。1983年に、歴史ある中東の香りの文化と芸術を世界に発信するためオマーンの国王直々の命によって創設。フランスから超一流の調香師ギィ・ロベールを招聘し、コストを一切惜しむことなく贅沢な香水を仕上げた、まさに王による王のための香り。国王から国賓への贈答品として供されるなどして、「王のギフト」とも呼ばれている。
「Amouage(アムアージュ)」のブランド名は、東洋と西洋の融合をイメージしており、フランス語の「愛」とアラビア語の「波」を組み合わせた造語。数千年続く中東の伝統的な香りの文化を、フランスの最高の調香技術と原料を背景に、現代的なスタイルで再解釈した独自の香りを表現の中心に置く。最高品質の原材料を贅沢に使用し、世界一流の調香師の手によってフランス・グラースにて調香されている。製品の多くは高価格帯や超高価格帯に位置し、一部のファンからは「世界一高価な香水ブランド」とも呼ばれているが、その豪華な外装や高品質な香りと独特なブレンドをはじめとする突き抜けた存在感から、中東をはじめとする世界中の香水愛好家を熱狂の渦に巻き込んでいる。
ブランド創設から23年を経た2006年に外部から招聘したクリエイティブディレクター、クリストファー・チョンの類まれなる芸術的センスとマーケティング手腕により、それまで知る人ぞ知る存在であった「Amouage(アムアージュ)」は国際的なラグジュアリーフレグランスブランドの階段を一気に駆け上がり、2019年にクリストファーの後任となったルノー・サーモンがさらなる飛躍に向けてブランドの再構築を図っている。