Elisire
エリザイア|感覚から感情へと連なる色彩と香りの生み出す奇跡
「色は言葉を超越する」。戦後アメリカの美術史上の至宝、画家のマーク・ロスコにも大きな影響を与えたこの格言。「エリザイア」の創設者 フランク・サルツウェデルもこの格言の熱心な信奉者の一人。フランクは、ラグジュアリーフレグランスの世界でフレグランスプロデューサーとして名を馳せた後、NYで画家として生きる道を選ぶ。キャンバス全体を色数の少ない大きな色彩の面で塗りこめるというロスコが確立した先鋭的な抽象絵画であるカラーフィールド・ペインティングの無限の可能性を追求している。2015年、彼は「香りも言葉を超越する」と思い至り、香りと色が生み出す超越的な奇跡をひとつの芸術として表現すべく「エリザイア」を設立。フランクは言う。色彩と香りには肉体と魂にダイレクトに作用する言語を超えた力があり、その感覚から感情へと連動する一連の衝撃は、もはや奇跡とさえも呼べる、と。