Anthologie
アンソロジー|レジェンド調香師が紡ぐ集大成の自選集(アンソロジー)
2019年に満を持してフランスにて設立されたニッチフレグランスブランド。調香を手掛けるのはレジェンド調香師Lucien Ferrero(ルシアン・フェレーロ)。世界最古の香水ブランドとも呼ばれる LUBIN PARIS(リュバン・パリ)の調香を担当して、歴史的な老舗ブランド再興の立役者となったことで一躍有名となったルシアンは、1945年グラース生まれ。ジュネーブで調香を学んだ後に、天然原料をふんだんに活用した独自のフレグランス創造ノウハウを有する南仏グラースの香料会社エクスプレシオン・パフュメ社(現ジボダン社)に入社し、それ以降の46年のキャリアの中で5万以上の香りのコンポジションを制作してきた。原料の開発だけでなく、これまで数々の名香も手掛けてきた彼の名が香水業界内でさえそれほど広く認知されていないのは、「主役は香水であり調香師の自分は黒子であるべき」という彼独自の哲学から、調香師名を明かさないブランドとの仕事を好んで手掛けてきたため。ANTHOLOGIE(アンソロジー)は、これまでのスタンスを転換してまで、彼の調香師人生の集大成として取り組む、自身の名を冠した最後のプロジェクト。若かりし頃に同じ調香学校で出会い、その後同じ会社にも勤めてしのぎを削った盟友でありレジェンド調香師でもあるジャン=クロード・エレナ氏との共作の発表を機に、ブランド名をLucien Ferrero(ルシアン・フェレーロ)から、ANTHOLOGIE(アンソロジー)と新たに定め、さらなる新境地を開拓している。