Roos & Roos
ロス アンド ロス|母娘二世代を超える愛の系譜
香水業界で数々の華々しいキャリアを積み、レジェンドと称される母Chantal Roos( シャンタル・ロス) と、ミュージシャンでシャンタルの娘 Alexandra Roos (アレクサンドラ・ロス)とが母娘で立ち上げた家族の愛を承継するパリのフレグランスブランド。シャンタルは1970年代にイヴ・サンローラン氏とともに名香オピウムの開発に携わったことをキャリアの皮切りに、ジャン=ポール・ゴルチエ、イッセイ・ミヤケ、トム・フォード、ステラ・マッカートニー、アレキサンダー・マックイーンなどファッション界の名だたる重鎮たちとともに数々の名香を生み出してきた。シャンタルは香水界で名を成した数少ない女性の一人。娘アレクサンドラは小さな頃から母の仕事に憧れを抱きながら、10代の頃から音楽活動に勤しみ、シンガー・ギタリストとして自身のアルバムを4枚発表するだけでなく、作曲家として多くのミュージシャンに楽曲を提供してきた。母シャンタルの独立を機に、自分たちのブランドを二人で共に創るという娘の提案にのることでブランドがスタート。世界の香水市場の中で新興のRoos & Roos(ロス アンド ロス)がまたたく間に国際的評価を獲得したのは、間違いなくレジェンドであるシャンタルの名声と実績によるものだったが、娘のアレクサンドラが母を立ち上げに誘わなければ、この愛のブランドも日の目を見ることはなかっただろう。
アレクサンドラが香水のアイディア・ストーリー・ネーミングやデザインを担当し、シャンタルが香水の開発とマーケティングを担当している。香りは自分自身そのものであり、第二の性別であり、第二の皮膚であるというマニュフェストを掲げ、高価で希少な天然香料をふんだんに使い、一流の調香師とともに魅力的なフレグランスを作り続けている。Roos & Roos(ロス アンド ロス)は売上の一部を、女性の権利向上を訴え、暴力と立ち向かう団体 La fondation des femmes (女性のための活動)に寄付している。