2025年 11月 21日

Eight & Bobから新作4種を含む新コレクションが11/21に発売。進化したボトルデザインにも注目。

こんにちは、NOSE SHOPです。

1930年代、パリの貴族アルバート・フーケが自らのために生み出した香りから始まり、戦火を越えて現代に受け継がれてきたフレグランスブランド「Eight & Bob」。
このたび、ボトルデザインを刷新し、新たな姿へと生まれ変わりました。

新デザインのボトルは、ブランドがもつラグジュアリーな気品をそのままに、素材選びから使い心地まで細部にこだわった仕上がり。
さらに、新作フレグランスを加えた新コレクションも登場し、フーケの記憶が紡ぐ香りの世界を、より豊かに体感いただけます。

また、かつてパリの社交界を魅了した「ジオリジナル」は、既存の30mlボトルをリニューアルし、新たに50mlサイズも加わることで、よりお選びいただきやすいラインアップとなりました。

本マガジンでは、新作4種の香りの特徴と、新デザインの魅力を詳しくご紹介します。生まれ変わった「Eight & Bob」の世界を、ぜひお楽しみください。

Eight & Bob（エイトアンドボブ）
ラインアップ（全11種）
ジオリジナル
オードパルファム｜30ml 17,600円、50ml 26,400円、100ml 39,600円（税込）
フーケコレクション
オードパルファム｜30ml 17,600円、100ml 39,600円（税込）
取扱店舗｜NOSE SHOP 新宿、渋谷、有楽町、麻布台、高輪、横浜、名古屋、大阪、福岡、ONE FUKUOKA、札幌、オンライン
発売日｜2025年11月21日(金)
発売時刻｜店頭：各店の開店時刻に準ずる。オンライン：正午頃予定

ラインアップ（11種）

新サイズ50ml登場！
ジオリジナル

ジオリジナル

1930年代、パリの社交界を魅了し、ジョン・F・ケネディやハリウッドスターたちにも愛された、アルバート・フーケ作の歴史に残る名香。フランスの本物のエスプリを、現代の貴族のために。

トップ｜カルダモン、レモン、ピンクペッパー
ボディ｜ドライウッド、ラブダナム、バイオレットリーフ
ベース｜アンバー、サンダルウッド、ベチバー

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潮風と緑が弾ける海辺のパーティー
キャップダンティーブ

キャップダンティーブ｜アンティーブ岬

南仏のコート・ダジュール。こよなく愛する夏の海辺のリゾート地、フレンチ・リヴィエラの小さな村アンティーブ。朝はセイリングを楽しみ、夜は煌びやかなパーティー。爽やかで優雅な夏の香り。

トップ｜バーチ、ミント、バイオレットリーフ
ボディ｜アロマティックノート、カルダモン、モス
ベース｜シダーウッド、インセンス、バニラ

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豊かなスパイスの香りが運ぶ異国の空気
エジプト

エジプト｜エジプト

1935年、幼馴染との約束と、自身の憧れを実現するために渡ったエジプト。圧倒的な景観とエキゾチックな芳香に魅了されたアルバートは、4ヶ月後に2度目の訪問をし、自身の香りで表現することに没頭した。

トップ｜ラベンダー、レモン、モス
ボディ｜カルダモン、ナツメグ
ベース｜レザー、パチョリ、サンダルウッド

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冬の出会いを灯す温かな香り
ニュイドゥムジェーブ

ニュイドゥムジェーブ｜ムジェーブの夜

冬のある夜、スキー・リゾート地でアルバートの全てが変わった。ハンガリー貴族アニックとの電撃的な出会い。類稀な美しさと生まれもったエレガントさ。温かい暖炉の前の夢見心地な一夜の思い出。

トップ｜ベルガモット、ナツメグ
ボディ｜クローブ、バイオレット、トンカマメ
ベース｜アンブロスター™︎、シダーウッド、アンバー

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新鮮なぶどう畑のアロマを濃縮した
シャンドゥプロバンス

シャンドゥプロバンス｜プロヴァンスの原っぱ

毎年春になると友人たちと訪れるプロヴァンス。友から遠く外国の任務へと旅立つと告げられた。別れのギフトとしてアルバートが送ったのは香水瓶に詰めた思い出の地。南仏プロヴァンスの春の美しさを凝縮した香り。

トップ｜ジャスミン（Abs）、ローズ（Abs）、オレンジフラワー
ボディ｜アンブロキサン、マテ、モス
ベース｜ベルガモット、オレンジ、ペアー

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地中海の風景を映す花とピスタチオ
イルジャルディーノデッラーニマ

イルジャルディーノデッラーニマ｜魂の庭

イタリア、アマルフィ海岸沿い、高台の街ラヴェッロの庭園。そこはアルバート・フーケが毎年訪れる隠れ家。そこでのコンサートの音楽と花の香りへの頌歌。白い花々とピスタチオクリームが体現する、地中海の空気。

トップ｜マンダリン、ベルガモット
ボディ｜イランイラン、ジャスミン（Abs）
ベース｜エコムスク、ピスタチオクリーム

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濃密な甘さと後引くスパイスの余韻
セレニテアンブルゴーニュ

セレニテアンブルゴーニュ｜ブルゴーニュの静寂

毎年9月、ぶどう畑の収穫を監督のために訪れるブルゴーニュにある家族の家。収穫前の静寂。黄金色の畑に、サフランとミルラ、ウードが漂う。アルバートが愛した、平穏な時間と美しい景観へのオマージュ

トップ｜サフランアコード、ピンクペッパー（CO2）
ボディ｜ボヤウード(ベトナム産)、ミルラ
ベース｜パチョリ（マダガスカル産）、バーボンバニラ（マダガスカル産）

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思い出は、青くアロマなゼラニウムの香り
ルトゥルー 19 デュファール

ルトゥルー 19 デュファール｜19番ホールの儀式

フランス南西部、ビアリッツのゴルフ場ル・ファール。2人の友人とゴルフで競い合い、敗者は海に飛び込む「19番ホールの儀式」で友情を育む。友人の1人が育てるゼラニウムを軸に、かけがえのない瞬間を捉えた。

トップ｜ブラックペッパー、フローズンレモン、アロマティックブレンドアコード
ボディ｜オレンジフラワー、シナモン、ブラックレザー、バーボンゼラニウム、フィゴリド
ベース｜パチョリ、ベチバー、シダーウッド、エレミ、シスタス、アンバー

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フローラルの華やぎに、海辺の気配を添えて
ルパリドンフルール

ルパリドンフルール｜オンフルールでの賭け事

友人が住むノルマンディー地方の港町オンフルール。近くのドーヴィル競馬場での出走に彼は友人に1本の香水を賭けた。香水は渡さなかったが、邸宅のローズにムスクと、街の海岸の美を捉えた香水を贈った。

トップ｜カルダモン、フィグ、バイオレット
ボディ｜トンカマメ、パピルス、ココナッツ
ベース｜サンダルウッド、シダーウッド、ムスク

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甘美な甘さに寄り添う、淡い果実の影
ベルヴェデーレ

ベルヴェデーレ｜ヴェルデーレ宮殿

愛するアニックと数ヶ月の時を経て再会を果たした、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿。甘美なプラム、ほのかなキャラメルのタッチが、官能的なオリエンタルの中に熱烈な痕跡を残す。温かく、エレガントでミステリアス。

トップ｜ベルガモット、スズラン、ラム
ボディ｜ハニー、プラム、アンバー
ベース｜バニラ、キャラメル、パチョリ

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ピュアな花々を包む、柔らかなヴェール
ピュア・ヴィエンヌ

ピュア・ヴィエンヌ｜ピュア・ウィーン

アルバート最初の創造物。愛するアニックとのムジェーブでの出会いから、数多くの手紙を交わし、その全てを注ぎ込んだ。陶酔感へと誘う、ピオニーのノート。温かみのあるドリフトウッドがしっとりと横たわる。

トップ｜アイビーリーフ、マンダリン、ピオニー
ボディ｜シクラメン、ジャスミン、スズラン
ベース｜ドリフトウッド、ホワイトムスク

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フーケの旅と記憶から生まれた香りの数々

今回のリニューアルでは、アルバート・フーケの旅と記憶を香りとして表現した「フーケコレクション」が、新作4種を加えた全10種の新デザインで登場します。

フーケコレクションは、これまで「アイコニックコレクション」と「アニックコレクション」として展開されていた香りを統合したシリーズ。
「エジプト」や「ニュイドゥムジェーブ」などの人気作に加え、「ピュア・ヴィエンヌ」、「ベルヴェデーレ」の2種もコレクションとして展開します。

そして今回、発表された完全新作が、「イルジャルディーノデッラーニマ」、「セレニテアンブルゴーニュ」、「ルパリドンフルール」、「ルトゥルー 19 デュファール」の4種です。

「イルジャルディーノデッラーニマ」は、フーケが毎年訪れる地中海の隠れ家で過ごした、白い花とイタリアの魅惑あふれる夜の空気を表現。爽やかなフローラルに、ピスタチオクリームが濃密な余韻を添えます。

「セレニテアンブルゴーニュ」は、ブルゴーニュにある家族のぶどう畑で、収穫を監督していたフーケの記憶が着想源。優れた嗅覚と味覚でワインと香水を創り上げてきた彼が感じた、収穫期目前の静けさを香りで描き出しています。

「ルパリドンフルール」は、乗馬レースと上流社会のエレガンスを友人と楽しんでいた頃の物語から。とある賭けをきっかけに、友情の証としてオンフルールの庭のバラなどを使った香水を贈ったエピソードが込められています。

「ルトゥルー 19 デュファール」は、ゴルフマッチで育まれた友情を称える香り。
友人トーマスから贈られたゼラニウムの花束をもとに、フーケがその感性を持って完成させた一作です。

このように、友人や大切な人々とのかけがえのない時間、そしてひとつひとつの情景が、フーケコレクションの香りに丁寧に刻まれています。

新たな装いをまとった名香と新作の香りが、フーケの美しい追憶の旅へと誘います。

時代を超え、ブランドの理念を伝える新デザイン

一新されたボトルは、「新しいルネサンス」をテーマに掲げたデザイン。
時代に左右されず、ブランドの理念を未来へと受け継ぐことを目指して生まれました。

ボトルのガラスには、1920年代建築のエレガンスから着想した繊細な溝が刻まれ、透明感のある表面と調和。

中央に配置されたラベルは存在感を保ちながらも、ブランドらしい気品と個性を引き立てています。

キャップには「E&B」の丁寧な刻印が施され、程よい重みや開閉のしやすさが、使い心地の良さと上質感をともに叶えています。

フレグランスごとに異なるカラーで仕上げられた高品質なボックスは、まるで宝石を開封する瞬間のような高揚感を演出。

洗練された手触りや特徴的な横開きの構造が、箱を開けるまでのひとときさえ特別な体験にしてくれます。香水を収める台座のデザインにもこだわりが行き届き、ブランドの優雅で洗練された世界観が隅々まで感じられます。

これらのデザインは、受賞歴を持つ著名なスタジオとのコラボレーションから誕生したもの。

「伝統を尊重しつつ未来を受け入れる、時代を超える洗練」というブランドの姿勢を、美しく体現しています。

戦火を超えて現代に蘇りし大統領と貴族の友情の香り
Eight & Bob

「8つの香水を私に、そしてもう一つを弟のボブに」という第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが若かりし頃、フランス貴族の友人に送った手紙がブランド名「EIGHT & BOB （エイトアンドボブ）」の由来。1930年代、パリの貴族アルバート・フーケは、執事のフィリップと共に自分自身のために最高品質のフレグランスを自作していた。パリの社交界はその極上の香りの話題で持ちきりだったが、彼は断固としてそのレシピを公開したり、それを販売することをしなかったという。

1937年の夏休みにコート・ダジュールで夏のバカンスを過ごしていた折に、アルバートはオープンカーでフランスを旅していたアメリカ人学生と出会い、意気投合することとなった。かのジョン・F・ケネディである。

ケネディもアルバートの人柄と彼が身につけていた香りにすっかり魅了され、アメリカに帰国した後もその香りを忘れられず、冒頭の内容の手紙をアルバートに送ることとなった。アルバートはケネディが夏に着ていたシャツと同じ柄の箱を準備し、「EIGHT & BOB （エイトアンドボブ）」とラベルを張って9本の香水をアメリカへと送った。

数カ月後、ケネディの紹介によってハリウッドの大物俳優や映画監督から香水の注文が殺到することとなり、「EIGHT & BOB （エイトアンドボブ）」は一躍香水業界の話題を独占したのも束の間、1939年の自動車事故でアルバートは帰らぬ人となってしまった。

すぐ第二次世界大戦が本格化し、アルバートの邸宅がナチスに接収された際には、本をくり抜いてそこに香水とレシピを隠すという、執事のフィリップの機転によって、この貴重な香水たちは戦火を免れることとなった。数十年の歳月を経て、フィリップが残した数々のレシピが彼の子孫によって発見され、3年以上の月日をかけてそれらの香りが復元・再生産されることとなった。

なお、アルバートは生前の1934年に、イタリア大使の招待によってチリに訪れ、アンデス山脈で特別な芳香植物を発見し、それを「アンドレア」と名付けている。アンドレアは、標高が高い場所にしか育たず、生産量が非常に少なく、12月から1月にかけてのわずかの期間しか収穫できない野生の植物である。採取された植物のうち、わずか7%しか最高の香水原料として認められない非常に厳しい選定プロセスが実施され、その収穫高をみて「EIGHT & BOB （エイトアンドボブ）」の毎年のボトリング本数と各国への割り当て数が決定されている。