Anthologieから新作が6月13日登場!邸内庭園に咲くバラと、インド洋のスパイスをテーマにした2作品がデビュー
こんにちは、NOSE SHOPです。
レジェンド調香師ルシアン・フェレーロが、半世紀を超えるキャリアの集大成として立ち上げたブランド「Anthologie(アンソロジー)」から、2つの新作が仲間入りします。
朝露と陽光を浴びたアプリコット色のローズがほどける、果実味あふれるフローラルな香りのローズ アブリコと、モンスーンの湿度が育むスパイスとウッドのゆるやかな熱を閉じ込めた、旅情あふれるウッディノートのボワ ドゥ ザンジバルがラインアップ。
本マガジンでは、制作の背景や調香のこだわりをじっくりご紹介します。
- Anthologie(アンソロジー)
- ラインアップ(全2種)
- オードパルファム|30ml 16,500円、100ml 27,500円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、麻布台、名古屋、大阪、福岡、オンライン
- 発売日|2025年6月13日(金)
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定
ラインアップ(2種)
自然と芸術が溶け合うグルマンローズ
ローズ アブリコ

ローズ アブリコ|陽だまりの薔薇
ルシアン私邸に咲く、アプリコットの光を浴びたローズが、ベルベットのように香り立つ。洗練と甘美が交わる花びらはモダンなアンバーに支えられ、時間のなかで静かに変化する。自然と芸術が溶け合うグルマンローズ。
トップ|ローズ(トルコ産、EO)、アンブロフィックス、ベルガモット(EO)、ネロリ、ダマスコン
ボディ|ヴェロートン、ベータイオノン、プチマスカットアプリコット、ローズ(トルコ産、Abs)、ボアザンブレンフォルテ
ベース|サンダルウッド(インド産)、ラズベリー、バニラ、ブラックカラント、アンブロセニド
メモ|
ルシアン・フェレーロ(調香師)
「私の庭に咲く、この素晴らしいアプリコットローズの花びらのビロードのような手触りを、モダンなアンバーのノートで支えられたグルマンのベースにのせて表現したかった。」
熱を帯びたエキゾチズムを肌に刻む香り
ボワ ドゥ ザンジバル

ボワ ドゥ ザンジバル|ザンジバル島の木々
インド洋に浮かぶザンジバル。クローブとシナモンの大樹の下、モンスーンの雨が頬を打つ。湿った風がスパイスとウッドを運び、感覚を目覚めさせる。野性と洗練、旅と記憶。熱を帯びたエキゾチズムを肌に刻む香り。
トップ|コリアンダー(EO)、ピンクペッパー(EO)、ジンジャー(EO)、グレープフルーツ
ボディ|ナツメグ(EO)、シダーウッド(EO)、チークノート、ローズウッド
ベース|クローブ(EO)、ベチバー(EO)、アンブロセニド
メモ|
ルシアン・フェレーロ(調香師)
「ザンジバルのクローブとシナモンの大樹の下に腰かけ、トロピカルなモンスーンの雨が私の顔を優しく打つ。その湿気の中に貴重なウッドや何千年もの歴史を持つエキゾチックなスパイスが漂い、私の感覚を魅了し目覚めさせる。アンバーを含んだ風が吹き、特権的な調香師として、このひとときを誰かと分かち合いたいという気持ちが湧き上がる」
レジェンドが紡ぐ二つの情景

ローズ アブリコは、フランス南東部グラースの丘で朝日を受けて咲くアプリコットローズを描いた香り。果実のように甘い花びらの奥で、アンブロフィックスとサンダルウッドが微かな陰影をつくり、花の温もりを引き立てます。
一方のボワ ドゥ ザンジバルは、インド洋の潮風とともに漂うクローブやナツメグが主役。モンスーンの湿度を帯びた木肌を思わせる温かなウッディノートを、ジンジャーとグレープフルーツの爽快なきらめきが貫きます。
対照的な二作は、ルシアン・フェレーロが一貫して追い求める、自然の質感と心象風景を重ね合わせるアプローチ。
スイートとスパイシー、陽光と雨といったコントラストを感じられるレジェンドの2つの感覚の旅路をお楽しみください。
レジェンド調香師が紡ぐ集大成の自選集(アンソロジー)
Anthologie

2019年に満を持してフランスにて設立されたニッチフレグランスブランド。調香を手掛けるのはレジェンド調香師Lucien Ferrero(ルシアン・フェレーロ)。世界最古の香水ブランドとも呼ばれる LUBIN PARIS(リュバン・パリ)の調香を担当して、歴史的な老舗ブランド再興の立役者となったことで一躍有名となったルシアンは、1945年グラース生まれ。ジュネーブで調香を学んだ後に、天然原料をふんだんに活用した独自のフレグランス創造ノウハウを有する南仏グラースの香料会社エクスプレシオン・パフュメ社(現ジボダン社)に入社し、それ以降の46年のキャリアの中で5万以上の香りのコンポジションを制作してきた。
原料の開発だけでなく、これまで数々の名香も手掛けてきた彼の名が香水業界内でさえそれほど広く認知されていないのは、「主役は香水であり調香師の自分は黒子であるべき」という彼独自の哲学から、調香師名を明かさないブランドとの仕事を好んで手掛けてきたため。ANTHOLOGIE(アンソロジー)は、これまでのスタンスを転換してまで、彼の調香師人生の集大成として取り組む、自身の名を冠した最後のプロジェクト。
若かりし頃に同じ調香学校で出会い、その後同じ会社にも勤めてしのぎを削った盟友でありレジェンド調香師でもあるジャン=クロード・エレナ氏との共作の発表を機に、ブランド名をLucien Ferrero(ルシアン・フェレーロ)から、ANTHOLOGIE(アンソロジー)と新たに定め、さらなる新境地を開拓している。
おわりに
今回は、Anthologieから登場する新作2種をご紹介しました。アプリコットの陽光を浴びたローズと、モンスーンに濡れるスパイスウッド。相反する二つの情景を香りでぜひ体験してみてくださいね。
- Anthologie(アンソロジー)
- ラインアップ(全2種)
- オードパルファム|30ml 16,500円、100ml 27,500円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、麻布台、名古屋、大阪、福岡、オンライン
- 発売日|2025年6月13日(金)
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定



連載【 What’s in my “NOSE” 】ー #07 NOSE SHOP デジタルマーケティング担当 堀内 ー

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