不動の人気！

ウーロンチャ｜烏龍茶

お茶系といえば！でみんなの注目を一身に集めるトルコのブランドNishaneのウーロンチャ。ノーズショップのMVP香水を決めるイベント「ノーズショップアワード」で2021年にはベストセラー部門大賞を受賞した、ノーズショップを代表する香りとしても人気です。香りを試してみると感じるのは、茶葉から入れた烏龍茶の芳醇な香り。柑橘の酸味やいちじくの青さのほかに、鼻を抜ける茶葉のざらっとした香りも感じることができる爽やかな香りで絶妙です。

フィグティー

いちじくのフルーツティーをイメージした香りとしてニコライ不動の人気を誇る香りのフィグティー。注目なのは金木犀とお茶の組み合わせ。いちじくの香りを金木犀のとろみのある香りで表現しており、出したては本物の金木犀のよう。お茶の香りとしてだけでなく、金木犀の香りとしても人気が高い香りです。あくまでお茶の香りであるため、「 キンモクセイです！」と主張し過ぎずに纏やすい香りで、どなたにも親しんでいただる香りだと思います。

タイトルが衝撃的…！

セミナリス｜精子

邦題のタイトルがとにかく衝撃的。SNSでも大きな話題やざわめきを産んだ香りがこのセミナリス。この香りの背景に卵にたどり着けるのはブルゲオナールというスズランに似た香りを辿っているからという論文があります。そんな背景から作られたこの香りは、卵が放つ香りを模して作られた香り。まろやかでのんびりとした香りで、肌馴染みもよく素肌から香っているような香水です。

リアルすぎる？ウイスキー

バラオンダ｜バラオンダ

アンエーダポディ｜遥か頂きの風

190年前に創業したフランスの石鹸ブランド、ヴィオレ。100年前に一度幕を閉じたブランドですが2017年に新たにスタートを切りました。復活させたのは、調香師学校を卒業したばかりの若手調香師たち。若手たちが歴史あるブランドを復活させたという物語は話題を呼びました。世界での最も人気のこの香りは1932年の発表で、かつて最も勢いのあった時に生まれた香りだったので、このタイトルがつけられたそう。現創業者の方曰く、イメージは光るレザー。確かにベースのレザーがしっかりとしていながらも、ハニーやミモザの甘さもあり柔らかな光を放っているような香りです。

ボトルも香りも可愛い…

アバン ロラージュ｜嵐の前

とにかくポップで可愛いビジュアルと、軽やかな香りで登場以来圧倒的な注目を集めているメゾンマティン。2019年創業のフランスのブランドで。フランス内で製造を完結するのはもちろんのこと、サステナブルな香りづくりとジェンダーレスなみんなのための香水を作る新進気鋭のブランドです。ブランド内でもアバンロラージュは特に人気の香りで、ペッパーのパリッと香ばしい香りから一転、ジャスミンとバニラのミルキーな香りが加わりとろけるような香りへと変化していきます。とにかく柔らかな甘さの中にスパイスが潜み、これからを予感させます。まさに「嵐の前」を表現したような香りです。

ゴースト イン ザ シェル｜攻殻機動隊

漫画『攻殻機動隊』の第一巻とのコラボレーションによって誕生したゴースト イン ザ シェル。発売日に国内の在庫がすぐさま売り切れたという伝説をもつ香りです。テーマは人間を超えること。サイボーグ化（作中では義体化と呼びます）した人から香りたつ素肌の香りをムスクやジャスミンで表現していて、ムエット上では少しキンとした金属のような香りも感じることができるのではないでしょうか。そこから肌に乗せるとまるで肌の上でとろけるように香ります。まさに、義体そのもののような香りです。
下の動画では、ブランドオーナーによる香りの解説中！残念ながらゴースト イン ザ シェルは登場しませんが、一本一本に詰まった物語はどれも魅力的。ぜひご覧くださいね。