【番外編】Esxence 2026 Q&A!皆さまから事前募集した質問に回答。ニッチフレグランス業界の最新情報!
こんにちは。NOSE SHOPです。
今年も、イタリア・ミラノで開催された世界最大級のニッチフレグランスイベント「Esxence(エクサンス) 2026」。先日公開した現地レポートでは、最新トレンドや、アジア市場の広がり、AIや新たなキーワードであるスローパフューマリーなど、2026年のニッチフレグランス市場を読み解くトピックを紹介しました!
今回は、リリースでは紹介しきれなかった現地の様子を、皆さまから寄せられた質問にお答えする形でお届けします!
会場レポート動画はこちら
Q. 会場内のブースで特に盛り上がりをみせていたブランドは?

Esxence 2026 (画像左上から:連日ブースが賑わっていた「Sora Dora」「Fugazzi」/新作コレクションを発表した「Laboratorio Olfattivo」/新進気鋭の韓国発ブランド「Insenf」)
会場の様子やブースの賑わいから、いくつか印象に残ったブランドをピックアップしてお伝えします。
SpiricicaやSora Doraは、昨年と比較してブース面積も拡大し、若年層を中心に多くの来場者が香りを試しており、より注目度が増している印象。また、昨年につづきトラベルサイズの香水が当たるベンディングマシーンを展開していたFugazziのブースは、今年も人気を博し連日多くの来場者で賑わっていました。
その他、レジェンド調香師 ジャン=クロード・エレナによる、“花”がテーマの新作コレクションを発表したLaboratorio Olfattivo、ブランド20周年を迎え今もなお業界を牽引するEtat Libre d'Orange、香水界の常識に革命を与えるNicolaiなど、ニッチフレグランス界を代表するブランドは、連日多くのバイヤーやメディアが足を運んでおり、変わらない盛り上がりと安定感を見せていました。
今年初出展のニューカマーからは、新進気鋭ブランドとして、韓国発のInsenfやPesadeが注目を集めており、今後のアジア市場により一層期待が高まりました!
Q. ボトルやレフィルなど、パッケージのトレンドに変化はありましたか?
サステナビリティの観点では、Esxence公式リリースでも、自然由来の廃材を活用した素材や、日常的に使いやすい実用的なフォーマット、ボトルキャップをデザインやアートオブジェクトとして捉える動きが紹介されていました。
また、自然由来の原料を重んじるブランドの一部では、レフィル展開を検討する動きも見られ、香りだけでなく、容器や使い続ける仕組みにも配慮する姿勢がうかがえます。
容量やパッケージは、単なる販売形態にとどまらず、ブランドの指針や哲学が表れやすい領域。ミニサイズ、フルボトル、レフィル、素材選びなど、各ブランドが異なるかたちで取り組んでいる様子が見られました!
Q. ブースの演出で印象的だったものは?

Esxence 2026 (画像左上から:テニスコートをイメージしたブースやアイスクリームを提供するブランドも/自国の文化に根付いた衣装を身にまとうスタッフ/体験にゲーム要素を取り入れたブランドも)
会場全体としては、ブランドごとの世界観が装いやブースづくりにも表れていたのが印象的でした。スタッフのユニフォームをメイン製品の世界観と統一しているブランドもあり、香りだけでなく、ビジュアルや接客の空気感まで含めてブランドを伝えようとする姿勢が見られました。
特に中東ブランドでは、母国の衣装に身を包んでブースに立つスタッフの姿も多く、香りの背景にある文化や地域性を、装いも通じて伝えているように感じられました。Esxenceは香水の展示会でありながら、各ブランドの美意識や文化的なアイデンティティが、空間づくりやファッションにも反映される場になっていると感じます。
その他、アイスクリームの提供や体験の一部にゲーム機能を持たせるブランドなど、接点を生むための仕掛けも幅を広げていました!
来場者はブランド関係者、調香師、バイヤー、プレス、香水愛好家のインフルエンサーなど幅広く、会場には華やかさと専門性の両方が感じられ、香りを試すだけでなく、ブランドの世界観や作り手の姿勢にも触れられる点が、Esxenceの魅力のひとつだと感じます…!
Q. Esxence会場外で気になる香りのトピックはありましたか?

Olfactory Signals (画像左上から:メインビジュアルとともにラインアップを展開する「Abel」/抜け感のある洗練された展示会場の風景)
Esxenceとは異なる軸で香りを紹介する展示会「Olfactory Signals」が、同時期に開催されていました。会場は、アートとファッションを融合したミラノを代表するコンセプトストア「10 Corso Como」に併設されたギャラリーです。
Olfactory Signalsは、香水を単なるプロダクトではなく、アートや文化、感情、物語を生み出すメディアとして捉えるプラットフォーム。香りを記憶と結びつけるだけでなく、発見や感情、独自の空気感を生み出す表現として紹介している点が特徴的でした。
会場全体はモダンで洗練された空間となっており、香りをより感覚的に、そして美学や文化として受け取るような構成で、NOSE SHOP取り扱いブランドからは、Abel、Frassai、Son Veninなどが出展。
Esxenceが世界中のブランドや業界関係者が集う大規模な国際展示会であるのに対し、Olfactory Signalsは、香りをより静かに、感覚的に受け取る場という印象。香水と、どのような思想や空間のなかで出会うかまで含めて提案する動きが、ミラノの街全体で広がっていることを感じました。
世界中のニッチフレグランスブランドが集うEsxenceで改めて感じたのは、香水の魅力は、香りだけで完結するものではないということ。その背景にある文化や思想、そして実際に香りと出会う体験まで含めて、ひとつの記憶として残っていくのだと感じました。
NOSE SHOPでは、これからも皆さまが新しい香りと出会うきっかけをお届けしてまいります!お楽しみに!
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