Maison Louis Marie
メゾン ルイ マリー|嗅覚で採集される香りの植物標本
フランス革命時の亡命先で2,000種以上の新種の植物を発見し、フランス植物学の父として歴史に名を刻んだ偉人ルイ=マリー。新たな植物の存在を証明しその特徴を明らかにするための証として、膨大な植物標本の遺産を築いた。その有り余るほどの探究心を原点とした、植物への情熱は脈々と今に受け継がれ、未来へとつながっていく。約200年の歳月を経て、ルイ=マリー家の子孫がその植物学の情熱と叡智を、祖先の名を称えたフレグランスメゾンとして現代に蘇らせた。それは、貴重な天然植物の新しい解釈と変化に満ちた、嗅覚で採集される香りの植物標本。驚くほど繊細で深淵かつ寛容な香りは、採集地として一族にゆかりのある場所、あるいは採集対象である植物の名が記されている。植物に根ざした豊かな歴史を背景に、ルイ=マリーの軌跡を香りで辿る、新たな香水づくりの冒険はつづく。