Eight & Bobより1/17から、新作が登場!ブランド初となるエキストレド パルファムがデビュー
こんにちは、NOSE SHOPです。
Eight & Bob(エイトアンドボブ)より2種類のアイテムが登場。ブランドから初のエキストレド パルファムが完全新作でのローンチです。
南仏の貴族の保養地をモチーフにしたアンバーグリスの香水「ゲタリ」と、バニラの人工栽培という偉業を成し遂げたエドモン・アルビウスへオマージュを捧げたバニラ香水「ル ジェスト デドモンド」が発売となります。
今回はこれらの魅力をお届けします。
- Eight & Bob(エイトアンドボブ)
- ラインアップ(全2種)
- エキストレド パルファム|9ml 9,900円、50ml 50,600円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、麻布台、名古屋、大阪、オンライン
- 店頭発売日|2025年1月17日(金)
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定
ラインアップ(2種)
アンバーグリスへの頌歌
ゲタリ
ゲタリ
19世紀に貴族が集った保養地、フランス南西部、バスク地方のゲタリの真髄。マリーゴールド、ジャスミンの繊細な感覚。新鮮さと力強さのエレガントなニュアンスを持ったアンバーグリスへの頌歌。
トップ|ペアーフラワー、ソルト、マリーゴールド
ボディ|ブラックインク、ジャスミンサンバック、スエードノート
ベース|ブラックシュガー、ホワイトムスク、アンブロックス スーパー®
メモ|
そのエレガントなニュアンスに魅了されることだろう。このエキストレド パルファムは、19世紀フランス貴族の集う高級村ゲタリーのエッセンスを表現している。
マリーゴールド、ジャスミン、スエードのデリケートなトーンを呼び覚ます、フレッシュさと強さのコントラストを奏でるアンバーグリスへの頌歌。
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歴史的偉業へのオマージュ
ル ジェスト デドモンド
バニラの人工授粉を発見した天才、エドモン・アルビウス。300年間誰も成功しなかったバニラ栽培を、わずか12歳の黒人奴隷だった少年が可能にした。その歴史的偉業への香りのオマージュ。
トップ|マダガスカルジンジャーオイル
ボディ|マダガスカルシナモン、クローブ(シムトラップ)
ベース|バーボンバニラ、トンカラクトン、アンブロスター
メモ|
香水芸術によって不滅となった伝説。
エドモン・アルビウスの興味深い歴史が、このエキストレド パルファムの背景となっている。その主なエッセンスはバニラで、16世紀にバニラが渡来して以来、ヨーロッパで最も人気のある植物のひとつである。
バニラは、その受粉の仕組みからメキシコでしか栽培できず、300年もの間、イギリスとフランスの科学者たちは、他のヨーロッパの領土でその栽培を模倣しようとしたが失敗した。
しかし、異国情緒あふれるブルボン島で、フランスの地主フェレオール・ベリエは、植物に卓越した才能を持つ見習いエドモン・アルビウスを見出し、彼を助手として雇い、植物学の知識を伝授することにした。1841年のある朝、フェレオールがいつものように畑を散歩していたとき、エドモンは自分が作ったバニラの花が咲いた幻想的な植物を見せて彼を驚かせた。
エドモンドは、世界で最も精巧で高品質のバニラを栽培する技術を発見したばかりだった。
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今回の注目ポイントは?
今作は、ブランド初となるエキストレド パルファム。それぞれの特徴をご紹介します。
「ゲタリ」の着想源になったのは、南仏のゲタリーという土地。古くは捕鯨で栄え、19世紀以降貴族の保養地として栄えます。そんな場所をモチーフにしただけに、マッコウクジラの結石であるアンバーグリスを中心にした滑らかな香水となっています。
また「ル ジェスト デドモンド」ではバニラの人工授粉を発見した天才、エドモン・アルビウスの偉業を讃える香水となっています。エドモンはマダガスカル島東方のインド洋上にある、フランス領レユニオン島に生きた黒人奴隷。彼が12歳の時に働く農園でその方法を発見し、300年間不明とされていたバニラの人工栽培を成功させ、レユニオン島はバニラの有数の産出国となりました。
そんな彼の伝説的な偉業へのオマージュとして作られた本作はやはり中心にはインド洋の島々を産地とするバーボンバニラを、レユニオン島の位置するマダガスカルの植物と共にまとめあげました。
戦火を超えて現代に蘇りし大統領と貴族の友情の香り
Eight & Bob
「8つの香水を私に、そしてもう一つを弟のボブに」という第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが若かりし頃、フランス貴族の友人に送った手紙がブランド名「EIGHT & BOB (エイトアンドボブ)」の由来。
1930年代、パリの貴族アルバート・フーケは、執事のフィリップと共に自分自身のために最高品質のフレグランスを自作していた。パリの社交界はその極上の香りの話題で持ちきりだったが、彼は断固としてそのレシピを公開したり、それを販売することをしなかったという。
1937年の夏休みにコート・ダジュールで夏のバカンスを過ごしていた折に、アルバートはオープンカーでフランスを旅していたアメリカ人学生と出会い、意気投合することとなった。かのジョン・F・ケネディである。
ケネディもアルバートの人柄と彼が身につけていた香りにすっかり魅了され、アメリカに帰国した後もその香りを忘れられず、冒頭の内容の手紙をアルバートに送ることとなった。アルバートはケネディが夏に着ていたシャツと同じ柄の箱を準備し、「EIGHT & BOB (エイトアンドボブ)」とラベルを張って9本の香水をアメリカへと送った。数カ月後、ケネディの紹介によってハリウッドの大物俳優や映画監督から香水の注文が殺到することとなり、「EIGHT & BOB (エイトアンドボブ)」は一躍香水業界の話題を独占したのも束の間、1939年の自動車事故でアルバートは帰らぬ人となってしまった。
すぐ第二次世界大戦が本格化し、アルバートの邸宅がナチスに接収された際には、本をくり抜いてそこに香水とレシピを隠すという、執事のフィリップの機転によって、この貴重な香水たちは戦火を免れることとなった。数十年の歳月を経て、フィリップが残した数々のレシピが彼の子孫によって発見され、3年以上の月日をかけてそれらの香りが復元・再生産されることとなった。
なお、アルバートは生前の1934年に、イタリア大使の招待によってチリに訪れ、アンデス山脈で特別な芳香植物を発見し、それを「アンドレア」と名付けている。アンドレアは、標高が高い場所にしか育たず、生産量が非常に少なく、12月から1月にかけてのわずかの期間しか収穫できない野生の植物である。採取された植物のうち、わずか7%しか最高の香水原料として認められない非常に厳しい選定プロセスが実施され、その収穫高をみて「EIGHT & BOB (エイトアンドボブ)」の毎年のボトリング本数と各国への割り当て数が決定されている。
おわりに
今回は、Eight & Bobの新作についてご紹介しました。
オードパルファムにはない9mlのラインアップがあるのも今作の魅力です。ぜひチェックしてみてくださいね。
- Eight & Bob(エイトアンドボブ)
- ラインアップ(全2種)
- エキストレド パルファム|9ml 9,900円、50ml 50,600円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、麻布台、名古屋、大阪、オンライン
- 店頭発売日|2025年1月17日(金)
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定