Heretic Parfumより1/17から2種の香りが新登場!映画の吸血鬼からインスパイアされた香りと、禁断のダークロマンスの香り
こんにちは、NOSE SHOPです。
現代アーティストとして活動していた創業者兼調香師のダグラス・リトルが、LAの先進的で自由な空気と、フランスで学んだ香水の伝統を融合させて生んだフレグランスブランドHeretic Parfuma(ヘレティック・パルファム)より、2種の香りが1/17に登場!
今回の香りたちにはどちらもコンセプトにダークな面が含まれており、「クール ノワール」はダークロマンスに浸る禁断の感情を表現した作品、「ノスフェラトゥ」は映画の吸血鬼にインスパイアされた作品です。
本マガジンでは、香りの特徴とその世界観について詳しくご紹介します。
- Heretic Parfum(ヘレティック・パルファム)
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ラインアップ(全2種)
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クール ノワール
オードパルファム|50ml 38,500円(税込)
- ノスフェラトゥ
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オードパルファム|30ml 30,800円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、池袋、麻布台、横浜、名古屋、大阪、札幌、オンライン
- 発売日|2024年1月17日
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定
ラインアップ(2種)
漆黒の闇から生まれた官能の誘い
クール ノワール|黒の心臓
クール ノワール|黒の心臓
漆黒の闇から生まれた官能の誘い。ラブダナムの樹脂が織りなす神秘的な深みに、ウッディなベンゾインとマダガスカル産バニラが寄り添う。禁断の愛を讃える、耽美なダークロマンス。心を溶かす闇の蜜。
トップ|ローズウッド
ボディ|ラブダナム
ベース|バニラ(マダガスカル産)
メモ|
あなたは影に美を、陰鬱なロマンチックに情熱を見出すか?もしそうなら、私たちは同じような傾向を持っているため、私たちの最も深い暗い空想に身を委ねるように、あなたも私たちと一緒に参加することをお勧めする。結局のところ、エミリー・ディキンソンが書いたように、「心は望むものを望む-さもなければ気にしない」のだ。この解放的で淫らな感情を祝福するために、私たちの調香師は、あなたの禁断の感情をとらえる魅惑的なフレグランス、クール ノワールを作った。
香りの名前は、地中海産のロックローズの一種から採れるラブダナムのタール状の黒いハートコードへのオマージュである。濃厚で樹脂のような、まろやかで温かみのあるこの香りは、身につける人の最も深いレベルに作用する。
エロティックでありながら深くグラウンディングさせるこの香りは、何千年もの間、瞑想やスピリチュアルな実践に用いられてきた。エジプト人は、ラブダナムの神聖な香りが神々を喜ばせ、寵愛と保護を呼び起こすと信じていた。
しかし、クールノワールのダークなハートが完全に姿を現すと、伝統的にスタイラックスの木から収穫されるベンゾインによるウッディでバルサミック、そしてわずかにスモーキーなノートにも出会うだろう。甘美なミドルコードのバランスをさらに整えるため、甘くクリーミーなマダガスカル産バニラをベースノートに加え、贅沢でやみつきになるフィナーレを飾った。鎮静作用だけでなく催淫作用もあるバニラは、すべての成分を刺激的なハーモニーに結びつける。
だから、あなたのダークなハートが望むままに、このお茶目な香りとともに忘れられない恋の旅に出よう。クール ノワールは、ミステリアスな恋人がベッドを離れた後も、あなたの心に残る香りのように、完璧な香りの背景となり、あなたの肌においしく残るだろう。
映画「ノスフェラトゥ」を表現した禁断の一滴
ノスフェラトゥ|吸血鬼ノスフェラトゥ
ノスフェラトゥ|吸血鬼ノスフェラトゥ
映画「ノスフェラトゥ」を表現した禁断の一滴。稲妻が裂く闇夜、カルパティア山脈に轟く雷鳴。大地から立ち昇るペトリコールの湿り気に儚いライラックの香りが溶け込む。不死の者との邂逅を誘うアンバーグリス。
トップ|ライラック、アンブレット
ボディ|ペトリコール、バイオレット(Abs)、オリスコンクリート、シプリオール
ベース|ヴィーガンアンバーグリス、ウード、ラブダナム
メモ|
映画『ノスフェラトゥ』の象徴的な吸血鬼にインスパイアされたフレグランス、ノスフェラトゥ オード マカブレ(不気味な水)。
ノスフェラトゥは、3つの異なるキーノートを組み合わせて、まるで幻影のような香りを作り上げた。ペトリコール、しおれたライラック、ヴィーガンアンバーグリスを組み合わせ、カルパティア山脈にあるオルロック伯爵の城の外で起こる雷雨へと誘う。「オルロック伯爵の城の寒く湿った洞窟での幻影との遭遇」のような香り。
ノスフェラトゥ × ヘレティックパフューム
ロバート・エガーズ監督の『ノスフェラトゥ』は、呪われた若い女性と彼女に夢中になる恐ろしい吸血鬼の執着を描いたゴシック調の物語で、その末路には計り知れない恐怖が待ち受けている。
どんな香りだろう?
『ノスフェラトゥ』の嗅覚の世界を1本のガラス瓶に閉じ込めるのは、並大抵のことではない。この映画が画期的な映画であることを踏まえ、私たちは血、バラ、煙、ろうそくの蝋といった類型を超え、この夜の生き物のまったく異なるアイデアを探求したいと考えた。その代わりに、このフレグランスはオルロック伯爵の城の外で雷鳴と豪雨が鳴り響く中で、身につけた人にその姿を現す。稲妻が空気をペトリコールと電気で満たす。湿った大地は、カルパティア山脈から放出される植物オイルとジオスミンの、新鮮で清潔だが、かび臭い香りを放つ。ギリシャ語の「ペトラ」(石)と「イコール」(神々の血管を流れる液体)にちなんで名づけられたペトリコールは、(吸血鬼でない限り)再生と生命の循環性を象徴している。
雨がやむと、ごつごつした岩の隙間に、淡いライラックの花が咲いているのを見つけた。その生き生きとした花のような、そして少し粉っぽい香りに魅了され、私たちはすぐに『ノスフェラトゥ』のヒロイン、エレン・ヒュッターを思い出した。その繊細なみずみずしさがライラックと絡み合い、失われた無垢と永遠に続く愛という錯覚に陥るような緑の花のアコードを作り出している。しかし、恐ろしいことに、スミレは突然色あせてしまう!私たちの深い紫の美しさは消えてしまった。私たちがその別世界のエッセンスを堪能できるのは、ほんの一瞬だけだ。しかし、私たちがその喪失を嘆き始めると、まるで死から蘇ったかのように、彼女は再び姿を現す。繊細な葉や茎から「消える分子」とも呼ばれるイオノンが彼女を蘇らせ、何度でも蘇らせるのだ。言い換えれば、スミレの香りを嗅ぐたびに、私たちは初めてスミレの香りを嗅ぐのである。
私たちのとらえどころのないバイオレットが蘇ると同時に、アンバーグリスという別の複雑なキャラクターがシーンに漂う。私たちの感覚を逆説的に刺激するこの香りは、私たちが憧れる塩辛い海を思い起こさせ、オルロック伯爵の山奥から遠く離れた場所で、私たちを故郷に送り届けてくれる船が待っている。しかし同時に、私たちの足元に広がる大地の香りも思い起こさせる。アンバーグリスと魅惑的なウードが混ざり合い、私たちの中にある原始的な本能や、吸血鬼が住む人間と野獣の間の黄昏地帯について考えさせられる。
この世とあの世の境界線をまたぐ、別世界の幻影に出会うようなものだ。香りの不気味な和音がオルロックの城から山々を越え、海を越え、エレン・ハッターのウィスボリに至るまで放射されるとき、『ノスフェラトゥ』はあなたを悩ますだろう。
ダークな香りたち
この度新登場となる2つのダークな香りたち。
ダークと一口に言っても、それぞれ毛色の違ったダークさを持っています。
「クール ノワール|黒の心臓」は、影に美を、陰鬱なロマンチックに情熱を見出す人にぴったりな作品。
ラブダナムの神聖な雰囲気と、ベンゾインのウッディであたたかい甘さ、そして全てを刺激的なハーモニーへと結びつける官能的なバニラが、ダークなハートで恋の旅に出る夜に完璧にマッチします。
ブラックのハート型ボックスに収められており、バレンタイン等での贈り物としてもおすすめです。
「ノスフェラトゥ|吸血鬼ノスフェラトゥ」は、呪われた若い女性と彼女に夢中になる恐ろしい吸血鬼の執着を描いた映画『ノスフェラトゥ』の吸血鬼にインスパイアされた作品。
しおれそうなライラック、ベルベットのようなヴィーガンアンバーグリス、ペトリコールと電気で空気を満たす稲妻の冷ややかな香りが混じり合い、この世とあの世を行き来する幻影に遭遇するような感覚へと誘うかのようです。
従来の吸血鬼のイメージである、血、バラ、煙、ろうそくの蝋といったものを超えて、映画の世界観を余すことなく表現した香りです。
映画と一緒に楽しむと、世界観にさらにどっぷりと浸れるかもしれません。
現状を破壊するクロスオーバー香水
Heretic Parfum
Heretic Parfumsは、ヨーロッパ的ないわゆる旧来の「香水」とは違ったアプローチをする新時代の香水ブランド。可能な限りナチュラル・オーガニックの天然香料を使用するだけでなく、香水のベースとなるアルコールにまで非遺伝子組み換えのオーガニックサトウキビアルコールを使用するなど、植物への徹底的なこだわりをもつ。また、性別によらないジェンダーニュートラルなスタンスを貫き、従来の香水の調香の基礎にアロマセラピーとアーユルヴェーダの思想と哲学をかけあわせた全く新しい調香スタイルをとっている。
現代アーティストとして長らく活動していたダグラス・リトル(創業者兼調香師)が、ある時香りの可能性に目覚めてフランスに渡り、グラースで専門的な香水教育を受けてからLAに戻って2015年にスタートしたこのブランドは、LAのもつ自由で先進的な空気だけでなく、フランスの香水の基礎学問や文化背景に裏打ちされていることも大きな特徴のひとつ。それゆえ、NYタイムズにも寄稿するアメリカの著名な香水評論家チャンドラー・バール氏からも高い評価を得るなどして、瞬く間にLA発のフレグランスブランドとして唯一無二の地位を確立した。
ヨーロッパ的な香水の伝統に、LAのもっている先進的なカウンターカルチャー的要素を埋め込み、かつ東洋の哲学と融合させるという唯一無二のクロスオーバースタイルは、日本の芸道に伝わる「守破離」を見事に体現しており、創業者兼調香師のダグラスの体現する「Heretic=異端者」とは、基本の型を会得しないままに個性や独創性を求めるような半端者の「型無し」ではなくて、基本の修行や鍛錬を積んだ後にこそ到達できる、「型破り」な生き様のこと。
おわりに
今回は、Heretic Parfumから新登場するダークな2作品をご紹介しました。
香りだけではなく、背景にある世界観もぜひ楽しんでみてくださいね。
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Heretic Parfum(ヘレティック・パルファム)
ラインアップ(全2種)
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クール ノワール
オードパルファム|50ml 38,500円(税込)
- ノスフェラトゥ
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オードパルファム|30ml 30,800円(税込)
- 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、池袋、麻布台、横浜、名古屋、大阪、札幌、オンライン
- 発売日|2024年1月17日
- 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定