美しい海に潜むスリルと欲望を描くZoologistの新作「ポーチュギーズ マノウォー」が11月6日より登場!

こんにちは、NOSE SHOPです。

探求と敬愛を持って、動物たちの独自の特徴を香りで多彩に、印象深く表現するニッチフレグランスブランド「Zoologist(ズーロジスト)」より、新作「ポーチュギーズ マノウォー」が11月6日(木)に登場します。

「ポーチュギーズ マノウォー」は熱帯の海に潜むカツオノエボシがテーマのフレグランス。太陽光が注ぐ海を表現するスパイスやシーウィードが印象的な香りです。
今作ではカツオノエボシのどんな生態に注目し、香りのストーリーを描いたのか、必見です。

本マガジンでは、抗えない誘惑を宿した香りの魅力を詳しくご紹介します。

  • Zoologist(ズーロジスト)
    ラインアップ(全1種)
    エキストレドパルファム|60ml 40,700円(税込)
    取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、池袋、麻布台、銀座、名古屋、大阪、福岡、オンライン
    発売日|2025年11月6日(木)
    発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定

ラインアップ(1種)

刺激的なスパイスが引き立てる甘美な疼き
ポーチュギーズ マノウォー

ポーチュギーズ マノウォー|カツオノエボシ

さながら熱帯の海に揺れる、幽霊船。塩辛い海藻とゼラニウムの波間に漂う、電気クラゲ。そっと獲物に忍び寄り、猛毒のレースが内側から溶かし尽くす。そこに感じる痛みはただ一つ、切望という甘美な疼きだけ。

トップ|ジンジャー、サフラン、イモーテル
ボディ|カリビアン・ガンパウダー、ジャスミンサンバック、ゼラニウム
ベース|シーウィード(Abs)、サンダルウッド、トンカマメ

メモ|
灼熱の太陽の光が、荒れ狂う熱帯の海の波立つ水面で輝き、そして砕ける。
一隻のキャラベル船が波間に揺れ、その高い帆は熱く塩辛い風に打ちつけられている。幽霊のようなその船の下には、致死性の触手からなるカーテンが垂れ下がり、うねりの中で不気味に揺れている。カツオノエボシは漂い、何も知らない獲物が近づくのを待つ。

長さ最大100フィートにもなるレースのような触手は、わずかに触れるだけで体を麻痺させる猛毒を分泌する。一瞬で獲物は麻痺し、その内臓がゆっくりと液化する中、個虫のコロニーが食事を始める。

野生のカツオノエボシは避けるのが賢明だが、このズーロジストの香水に出会うときは、危険と興奮に備えよ。

鮮烈なジンジャーとメタリックな火薬が燃えるような刺激で幕を開け、やがて塩辛いシーウィードアブソリュート、イモーテル、ゼラニウムの波間へとあなたを漂わせる。
この魅惑的な香りにあなたはスリルを感じるだろう。そこにある唯一の痛みは、切望という甘美な疼きだけなのだから。

危険と興奮を表現する香りの移ろい


これは、危険と快楽の境界線を楽しむ香りです。
海の美しい青を閉じ込めたような姿のカツオノエボシは、獲物を狙うために強い神経毒を潜ませた針を持っています。
この作品では、その美しくも危険な海の生き物の魅力をZoologistが描き出しました。

香りの層が広がるにつれ、カツオノエボシが幽霊船のように漂う熱帯の情景が浮かび上がります。

香りの立ち上がりはジンジャーや金属的なガンパウダーの刺激的な印象で、火薬が弾けるように鼻腔を突き抜けます。
次第にシーウィードとゼラニウムが顔をのぞかせ、波間を漂うような静けさと湿った潮風のニュアンスが広がっていきます。

やがて、サンダルウッドの温もりとトンカマメのやさしい甘さが溶け合い、穏やかな安らぎとともに官能的な余韻が静かに広がります。

危険な生物の生態をモチーフにしながら、理性を超えた刺激的な快楽や、危うさの中にある美しさを香りで表現しています。

実際にカツオノエボシに触れることはできませんが、この香水にはその緊張と高揚のエッセンスが込められています。
危うくも魅惑的な香りの世界を、ぜひ一度体験してみてください。

冷静な観察眼に支えられて具現化された動物たちへの畏敬の念
Zoologist


「ズーロジスト=動物学者」の名が示すとおり、動物たちの独自の特徴を香りで表現することがコンセプト。動物という存在への尽きることのない探究心という衝動が生み出す香りは、非日常的で、美しく、面白く、時に衝撃的でさえある。

それらの香りは、動物の生息地、行動、外見やその動物が持つ独特の匂いなどの固有の特徴だけでなく、観察者である人間との類似点や相違点という視点からも色濃い影響が見て取れる。動物たちの生態は私たちにインスピレーションを与え、人間のもつ根源的な本能とも共鳴する。人間にとっての「絶対的な他者」として存在する動物は、探求と敬愛の対象である。

動物を傷つけたくないとの倫理的理由から、天然の動物由来の香料の代わりに合成香料が使われていて、すべての香水には何らかの(合成)動物性香料が含まれている。
これら革新的な香りは、一流の調香師たちとのコラボレーションによるもので、日本からは調香師の稲葉智夫氏が2種の香り(モスとナイチンゲール)を担当している。
香港出身で香水のコレクターであったヴィクター・ウォンが2013年に立ち上げた、トロント発祥のカナダのパフュ―マリー。

おわりに

今回は、Zoologistの新作「ポーチュギーズ マノウォー」をご紹介しました。
海のスリルと陶酔がもたらす香りが運ぶ未知の風景に、心を委ねてみては?

  • Zoologist(ズーロジスト)
    ラインアップ(全1種)
    エキストレドパルファム|60ml 40,700円(税込)
    取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、池袋、麻布台、銀座、名古屋、大阪、福岡、オンライン
    発売日|2025年11月6日(木)
    発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定