【2月24日】Maison Violet、Stora Skugganから、木々の生命力を感じる新作がデビュー
こんにちはNOSESHOPです。
Maison Violet(メゾン ヴィオレ)、Stora Skuggan(ストラ スクガン)の2ブランドからそれぞれ新作が登場します。
Maison Violetの新作は、ボトル以外に香りの手がかりがなかった過去の名香を現代に蘇らせた作品。Stora Skugganの新作は、かつてサハラ砂漠にたった一本で立っていた孤独な木がモチーフになった作品となっています。
どちらも過去に想いを馳せる深みのある香りが魅力的なアイテムです。
Maison Violet ラインアップ(1種)
深淵へと誘うダークな磁力
アビーム
Maison Violet|アビーム
深淵。そのエッセンスは無から抽出され、あなたを深みへと誘う。卓越した磁力を持つ香り。ダークで個性的、スパイシーでウッディな力強い香りがあなたの心に甘く囁き、境界を喪失させ、忘我の境地へと誘う。
トップ|エレミ、チリ
ボディ|インセンス、パロサント、シダーウッド
ベース|ラブダナム、サンダルウッド
- Maison Violet(メゾン ヴィオレ)
- アビーム
- エキストレドパルファム 9ml|4,950円、75ml|24,200円
- 取扱店舗|NOSE SHOP銀座、有楽町、大阪、オンライン
- 発売日|2023年2月24日
過去と未来の架け橋
Maison Violet
1827年にフランソワ・エチエンヌ・ヴィオレ氏によって創業されたヴィオレは、高級香水や香水石鹸などを手掛け、数々の国際的な賞を受賞し、スペイン女王やフランス皇后からの寵愛を受けるまでになる。事業を拡大路線にのせたヴィオレは、世界恐慌や二度の世界大戦など、時代の荒波に翻弄されついに1953年にその栄光の歴史に幕を閉じることになった。
2017年、ヴィオレ創業から190年の時を経て、調香学校を卒業したばかりの若手調香師の3人アントニー・トゥールモンド、ポール・リシャルド、ヴィクトリアン・シロの手によって、「メゾン ヴィオレ」として復活を遂げた。大手香料会社のサポートのもと一流調香師とともに当時のヴィンテージボトルから香気成分を解析したり、歴史家と当時のリサーチを重ねたりと研究を続け、ついにはヴィオレの名香を復興させることに成功する。
当時のクラシカルな香りを単に再現するのではなく、現代的に昇華させた彼らの取り組みは、単なる懐古主義ではなく新古典主義とでも呼ぶべきもの。加速し続ける現代社会の中で、彼らはあえて立ち止まり過去を振り返り、そこにインスピレーションの源を探すことを推奨する。自身が手掛ける香水たちが、過去と未来の架け橋になると信じている。
Stora Skuggan ラインアップ(1種)
世界一孤独な砂漠の木
アザライ
サハラ砂漠のテネレ地区において1000年前から今でも続くラクダの隊商が塩や金を運ぶキャラバンルート。道標でもあり世界で最も孤立した木としても有名で、砂漠の真ん中に一本だけあったテネレの木がモチーフ。
トップ|ブラッドオレンジ、ミント
ボディ|サフラン、ドライフルーツ
ベース|アンバー、インセンス、アカシアガム、ヴェルヴィオン
- Stora Skuggan(ストラ スクガン)
- アザライ
- オードパルファム 30ml|24,200円
- 取扱店舗|NOSESHOP新宿、有楽町、池袋、銀座、大阪、オンライン
- 発売日|2023年2月24日
小さな宇宙
Stora Skuggan
Stora Skugganは、調香師とデザイナーの小さな集団で運営されている、2015年に創設されたスウェーデンのニッチな香水ブランド。香水の調香からブランディングまで全ての生産は、ストックホルムにあるStora Skugganのフレグランス・スタジオで、手作業で行われている。ブランド名のSkugganとは心に宿る影のこと。
Stora Skugganの香水は、美しい神話や伝説、物語を基礎にして生み出されている。ブランドの中核を成すこれらのストーリーに、香りとビジュアルのアートワークを通して、生き生きとした生命が与えられる。それはさながら小さな宇宙のよう。それぞれの香水の中の小さな宇宙が、身につける人の現実と溶け合い、光と影のように不可分に重なり合ってそれぞれの新たな物語を紡ぎ始める。
それぞれの作品の注目ポイント
Maison Violetは、実は1953年に一度幕を閉じたブランドです。現在残っている当時のヴィンテージボトルなどの記憶の欠片から、ブランド再興を志す3人のメンバーを中心に一流調香師、香料会社の協力のもと現代に蘇った経緯があります。
新作のアビームのオリジナルは1930年の作品で、現在残っている情報は発売年と一枚の写真、そしてタイトルのみという、復刻にあたって難解なプロジェクトでした。その条件下で辿り着いた香りは、吸い込まれるような磁力を持つ独特な印象を持っています。
またStora Skugganの新作タイトルになっている「アザライ」とは、サハラ砂漠のテネレ地区で塩や金を運ぶラクダのキャラバンルートを意味します。そしてアザライにかつて立っていた”地球上で最も孤立した場所に立っていた木”とされる「テネレの木」がモチーフになったのが本作です。
実はこの木は、テネレが砂漠化する前に生きていた木たちの最後の生き残りとされており、その不屈の生命力を讃えられ神格化されていましたが、1973年に飲酒運転をしていたトラック運転手によって薙ぎ倒されてしまった悲しい歴史があります。
両作ともに深みのある木の香りが心を虜にする作品となっています。
おわりに
今回はMaison Violet(メゾン ヴィオレ)、Stora Skuggan(ストラ スクガン)の新作についてご紹介いたしました!深く包み込まれるような香りは、まだまだ寒さが続く今の季節にぴったりです。ぜひお試しくださいね!
- Maison Violet(メゾン ヴィオレ)
- アビーム
- エキストレドパルファム 9ml|4,950円、75ml|24,200円
- 取扱店舗|NOSE SHOP銀座、有楽町、大阪、オンライン
- 発売日|2023年2月24日
- Stora Skuggan(ストラ スクガン)
- アザライ
- オードパルファム 30ml|24,200円
- 取扱店舗|NOSESHOP新宿、有楽町、池袋、銀座、大阪、オンライン
- 発売日|2023年2月24日