Etat Libre d'Orangeの新作「アバーヴ ザ ウェーブス」が11月21日より登場。台湾の文化に着想を得た、爽やかで奥深いウッディの香り

こんにちは、NOSE SHOPです。

スリリングなエッジが効いた自由で独創的な香りを手がけるニッチフレグランスブランド「Etat Libre d'Orange(エタ リーブル ド オランジェ)」より、新作「アバーヴ ザ ウェーブス」が11月21日(金)に登場します。

「アバーヴ ザ ウェーブス」は、爽やかなベルガモットやティーの奥深くにウッディが力強く香る一作です。アジア文化に焦点を当てるという試みのもと、台湾を舞台に土地に息づく女神への信仰をテーマとしています。

本マガジンでは、台湾の文化と調和する香りの魅力について詳しくご紹介します。

  • Etat Libre d'Orange(エタ リーブル ド オランジェ)
    ラインアップ(全1種)
    エキストレドパルファム|30ml 11,000円、50ml 16,500円、100ml 25,300円(税込)
    取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、SLOPE、渋谷、池袋、麻布台、有楽町、銀座、高輪、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、ONE FUKUOKA、福岡、オンライン
    発売日|2025年11月21日(金)
    発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定

ラインアップ(1種)

女神への信仰の形を描く香りの軌跡
アバーヴ ザ ウェーブス

女神への信仰の形を描く香りの軌跡 アバーヴ ザ ウェーブス アバーヴ ザ ウェーブス|波を超えて

台湾に息づく海の守り神、媽祖(まそ)への祈り。巡礼者の波のなか、女神はカルダモンとインセンスの香煙に導かれ、空へと昇る。湯気立つお茶の祝福が、心を包む。香りは、祈りとともに歩む者たちの記憶を照らす。

トップ|ベルガモット、カルダモン、インセンス
ボディ|グリーンマテ、セイロンブラックティー、ローズ
ベース|トンカマメ、パチュリ、シダーウッド、ベチバー

メモ|

媽祖への賛辞。

海の波、巡礼で共に歩む人々の波、茶の木で満たされた緑の山々の波。

コンセプト
見渡す限り、群衆は巡礼者を運び、彼が崇拝する者の後ろについていく波のようだ。 その者とは、嵐から救う守護者、泡の上に浮かぶ慈悲深き女神、媽祖。

輿を先頭に、行列が台湾を巡る巡礼者に付き添う。人間の帯は共通の声で宣言する。「あなたがどこへ行こうとも、私は従う」。

大地、海、空を繋ぐ彼女は、輝くベルガモットできらめきながら、注目の的となる。 信者たちは崇拝の念を込めて目の前の女神を見つめる。彼女はカルダモンとインセンスの温かい静けさの中、人間たちの遥か高く、穏やかに昇っていく。彼女を取り巻く敬虔な煙の一筋は、輝く線香から静かな祈りのように立ち上る。

注意深い巡礼者は、どこを見ても螺旋模様を見つける。

熱心な行列のご褒美として受け取るお茶(緑茶とセイロン紅茶のブレンド)から立ち上る湯気から、寺院の屋根まで、その曲線は互いに呼応する。もし彼がもっとよく見れば、丘の中腹、波の頂、そして女神像の微笑みの弧にも同じ上昇する形を認識するだろう。すべてはすべての中に存在する。

巡礼者は微笑み返し、目を閉じ、媽祖の香りの軌跡を熱心に吸収する。トンカビーンの至福、パチュリの調和、シダーの力強さ、そしてベチバーの安定感を映し出す、香りの祝福。彼と彼の家族のための幸福と保護への願いが、一つのフレグランスに込められている。

グラフィックコンセプト

ブランドの象徴である「コカルド(同心円状の飾り/紋章)」に歪みを加えました。 それは、ブランドカラーや、媽祖(女神)の色を思わせる色鮮やかな螺旋、竜巻のような形で捉えられています。

媽祖は、トランス状態の中で海と空に命じ、嵐から庇護する人々を救うのです。 伝統的な台湾の大理石模様のマーブルペーパーを用いることで、要素が混ざり合い、抽象的で、未知の、そして魅惑的なものが生まれます。それにもかかわらず、そこにはデジャヴのような安心感を与える印象があります。

この地平線の見えない丸窓の遠くで、何かが起こっている。雲の向こう、私たちをお茶の土地へといざなう何かが。

芸術的なコラボレーション

マリー・モハンナ、イラストレーター。
マリー・モハンナはパリ生まれ。
イラストレーターであり、グラフィックノベル作家。サイエンスフィクションや90年代のイメージからインスピレーションを得て制作を行う。
精密な線画と大胆な色彩を組み合わせたスタイルが特徴。

台湾の文化に着想を得た新たな挑戦

台湾の文化に着想を得た新たな挑戦

「Etat Libre d'Orange」の新たな挑戦は、アジア文化へのフォーカス。
独創的でありながらも手に取りやすい、唯一無二の香りを生み出しました。

特に今作は台湾の文化に着想を得て生まれました。そのエッセンスは、「お茶」や「媽祖(まそ)」といったキーワードで表現される、信仰のストーリーです。

台湾で海の守り神として信仰される「媽祖」への儀式を軸に、香りは巡礼の情景を描くように展開していきます。

巡礼の列を作る信仰者の目に映る、光り輝く媽祖の姿。
それはベルガモットの煌めきとして現れ、爽やかながらも確かな存在感をもって、この香りの始まりを告げます。
そして次第にカルダモンとインセンスが立ちのぼり、徐々に深みを増しながら、ウッディの奥深さへと軽やかなグラデーションを描きます。重たさはなく、スパイシーで深みのあるアクセントが香りに奥行きを与えます。

さらに、信仰者たちが巡礼のご褒美として受け取るお茶を想起させる緑茶とセイロン紅茶をブレンドしたティーノートが、軽やかさとエレガントな雰囲気を加えます。

ベースノートでは、ほのかな甘さをトンカマメが演出し、パチョリ・シダー・ベチバーの力強く調和のとれたウッディが、香り全体をしっかりと支えています。

ティーやカルダモンの清々しさの奥に広がる穏やかなウッディが、日常に寄り添いながらも独自の個性を引き立てます。
ブランドらしい独創的な視点で、台湾文化の美しさを香りへと昇華させたフレグランスとなりました。

理性のエッジに誘う危険な香りのジュース
Etat Libre d'Orange

理性のエッジに誘う危険な香りのジュース Etat Libre d'Orange

「エタ リーブル ド オランジェ(オレンジ自由国)」は野心的でセンセーショナルな香りのジュース。情熱的で豊かで、解放された香水。自由によって創造され、自由を愛し、自由に愛される、ある種別次元の知性を感じさせる全く新しい香水。比喩や皮肉を駆使して、香りの名前を作り出す気まぐれな香水。偏見を揺るがし、あいまいさを煽る、激しい香水。

独創的なアイディアで遊び、繊細に構成された香りを昇華させるなかで見つける喜びを、全く新しい形で提供する。これらのジュースの原料は最高級の"なまもの"であり、皮膚と融合されたときにはじめて、それを身にまとう者と一体となる。

制約や妥協なしに作られた、香りのジュース。邪魔をし、触れ、誘惑し、スリルを与えるように設計された香りのジュース。香水の常識を逸脱し、禁止されたものを乗り越える。規則を破るため、反抗するため、ただ存在するために作られた香水。

おわりに

今回は、Etat Libre d'Orangeの新作「アバーヴ ザ ウェーブス」をご紹介しました。 ティーの軽やかさと樹脂の温もりのハーモニーが、海を守る女神のように穏やかに包み込みます。
ぜひ、ブランドが切り開いた新たな香りを、その背景にある台湾の文化とともにお楽しみください。

  • Etat Libre d'Orange(エタ リーブル ド オランジェ)
    ラインアップ(全1種)
    エキストレドパルファム|30ml 11,000円、50ml 16,500円、100ml 25,300円(税込)
    取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、SLOPE、渋谷、池袋、麻布台、有楽町、銀座、高輪、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、ONE FUKUOKA、福岡、オンライン
    発売日|2025年11月21日(金)
    発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる/オンライン:正午頃予定