美味しく飲めそうな香りたち

こんにちは!浦野です。
NOSE SHOPではNISHANEの“ウーロンチャ”やTHE HOUSE OF OUDの“ザ・タイム”をはじめ、お茶系の香りが大人気ですが、試してみてみましたか?

まだの方はぜひこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。


そして、今回“お茶“が使われている香りが他にもあるので、それと合わせて『ゴクゴク飲めそうな香り』ご紹介したいと思います。

LIQUIDES IMAGINAIRES|ファンタズマ

これは、お茶系の香水の新入り!(すでに店頭では、お茶系の香水として人気者ですよ)
紅茶にユズ、ライスパウダー(お米の粉)、ジンジャーという食べられる香料がたくさん使われていて、まさに飲み物。例えるなら“レモンティー(砂糖入り)”といった雰囲気。終始お茶感を優しく感じます。

この香水、お茶の香りっぽく香るが本来の意図は違うんです。これは人間の基礎体液「血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁」をテーマにした3部作の1つです。(他の2つはメランコリアとラクリマ)

ファンタズマは唇同士を重ねる感触や内側から溢れ出す欲望を掻き立てる液体を表現しています。

そして、実はこの香りの着想には日本も関わりがあると言う。デザイナー『フィリップ・ディメオ』が日本に来日した際に神楽坂で食事をした時、そこで食べた柚子や日本酒の香り、芸子さんの白塗りを彷彿とさせる香り(ライスパウダー)も着想源にあるそうです。

この話を伺った時に、「あぁ!だから日本人の私には親しみがある香りなんだな」と納得しちゃいました。 大人気!お茶系の香水の新入り、試す価値ありですよ。

NOTE:
ブラックティ、ユズ、ライスパウダー、ジンジャー、ジュニパー、サンダルウッド

Ulrich Lang New York|アンベール(オードトワレ)

ニューヨークのブランドUlrich Lang New Yorkからは、『アンベール』をご紹介します。

ライム、タンジェリンの柑橘の軽い香りがふわっと鼻から抜けていって、ジャスミンやハチミツの甘美な香りはが喉を通りすぎてゆきます。
グラスに残った最後の方は、レザーとウッドの濃いところ♪爽やかで軽い美味しそうな飲み物みたいな香りはゴクゴク飲めちゃうような感覚です。

オードトワレなので香りの持続時間が3~4時間程度と優しいのも、飲み物のような雰囲気にしてくれるポイントです。

NOTE:
トップ|ベルガモット、ライム、タンジェリン、セージ、ミント、バジル
ボディ|バイオレット、ジャスミン、ゼラニウム、セサミ、ハニー
ベース|レザー、モス、アンバー、ウッド、グアバ

LES BAINS GUERBOIS|2018 ロソ トニック

フランスのブランド『LES BAINS GUERBOIS(レバンゲルボワ)』の美味しそうな香りはこちら。

こちらは、現在5つ星ホテルとして営業している『LES BAINS GUERBOIS(レバンゲルボワ)』という名の実在するホテルです。
香りについている数字は全て年代を表しており、“2018 ロソ トニック”は新たに登場した“ROXO BAR”にオマージュされています。
この香りはまるで『軽めのカクテル』のようです。
私の鼻感では、ベルガモットやネロリのシトラスノートの香りにどこか甘さを感じます。
それは、お茶の香りのせいなのか?それとも、アンブロキサンやムスクのせいなのか?
鼻当たりも良い、口当たりも良い軽めのカクテルみないな香りは食欲も沸いてきます。
最初の1杯にいかがでしょうか?

NOTE:
トップ|ベルガモット(カラブリア産)、レモン(カラブリア産)、ジンジャー
ボディ|リンドウ(フランス産)、ネロリ(チュニジア産)、ティー
ベース|ベチバー(ハイチ産)、アンブロキサン、ムスク

今回は【美味しく飲めそうな香りたち】を特集してみました。鼻から美味しい香りを味わってみてくださいね!