アンチフレグランスの旗手「Escentric Molecules(エセントリック モレキュールズ)」が2/7(金)より、NOSE SHOP新宿、オンラインストアにて先行発売開始!10種の香りと2種のディスカバリーセットが登場

こんにちは、NOSE SHOPです。
イギリス発のニッチフレグランスブランド「Escentric Molecules(エセントリック モレキュールズ)」を2月7日(金)よりNOSE SHOP新宿、オンラインストアにて先行発売開始いたします。
※本格上陸は2月21日(金)

Escentric Moleculesは、調香師ゲザ・ショーエンによって2006年に設立されたブランド。「アンチフレグランス」の精神を掲げ、従来の香水の固定概念を打ち破る挑戦的なアプローチで生み出される独創的な香りが特徴。2種類の香水を同時発売し、1本は合成香料1種類のみの香水、もう1本は伝統的な複数香料のブレンドというスタイルをとっています。

今回は、それぞれの芳香分子にフォーカスした香り作りで注目を浴び続ける本ブランドの魅力に迫ります。

  • Escentric Molecules(エセントリック モレキュールズ)
  • ラインアップ(全12種)
  • オードトワレ|30ml 16,500円〜17,600円、100ml 29,700円〜30,800円(税込)
  • パフュームキット|13,200円〜14,300円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、大阪、オンライン
  • 発売日|2024年2月21日(金)
  • ※2025年2月7日(金)NOSE SHOP 新宿、オンラインストアにて先行発売
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定

天才調香師 ゲザ・ショーエンの挑戦

ドイツで生まれた創業者のゲザ・ショーエンは、16歳で100種以上の香りを嗅ぎ分けることができた天才的調香師。シンガポール、ロンドン、ニューヨーク、パリと世界中を拠点にしながら、大手香料メーカーで12年間勤務した後、商業化が進み創造性を失いつつあった業界に幻滅し独立。

「アンチフレグランス」の精神を掲げ、従来の香水の固定概念を打ち破る挑戦的なアプローチを展開しています。

ブランドの始まりは、「ISO E-Super(イソ イー スーパー)」

ブランドのアイコンであり、今もなお香水業界で議論を巻き起こしている名香「モレキュール01」。発売当時から大きな衝撃を与え、物議を醸しながらも香水業界に金字塔を打ち立てました。

「モレキュール01」は、「ISO E-Super(イソ イー スーパー)」という合成香料のみを使用した香水。この香料は、1973年に大手香料会社で開発された芳香分子で、今日も多くの香水に使用される欠かせない存在となっています。

その香りを創業者 兼 調香師ゲザ・ショーエンはこう表現します。

  • ISO E-Superは、スーパーモダンなシダーウッドのような香りとベルベットのような感触が特徴で、肌に密着しながら着用者の自然な香りを引き立てます。ISO E-Superは、包み込まれるような安心感を与えてくれる香りです。

ISO E-Superを単独で嗅いだとき、彼が気に入っていた香水にはすべてに含まれていることに気がつきました。そしてこの芳香分子の虜になった彼は、従来の概念を超えて高濃度で配合する実験を始めました。

そしてある日、彼は出来上がったものを肌に1滴だけつけて、バーへ出かけます。すると、席に座るやいなや、1人の女性が「何の香り?」と興味津々に尋ねてきました。会話をするうちに、彼女の好きな香水にも共通してISO E-Superが含まれていることが判明しました。ゲザは、これを革命的な発見だと確信。ほんの一滴つけただけで、他者から強いボジティブな反応が引き出されるのを目の当たりにし、このミステリアスな芳香分子を称える“ペアフレグランス”を開発することに決めました。

それは互いに補填し合いながらそれぞれの良さを引き出すペアとして、2つの香りを同時展開するスタイル。同じナンバリングがされた香水のうち、1つは伝統的な複数香料をブレンドする「エセントリック ライン」、もう1つは合成香料1種類のみという革新的な手法で香りを作る「モレキュール ライン」です。

この嗅覚的なミニマリズムの追求は、業界に大きな衝撃を与えながらも、香水そのものの再定義につながりました。2006年のブランド創業から、今もなお香水業界で議論を巻き起こし続けている、型破りでありながら確かな技術に裏打ちされた作品たちを、ぜひお楽しみください。

エセントリック ライン(6種)

エセントリックラインのフレグランスは、合成香料の特徴を際立たせ、その主要な側面を引き出す成分を組み合わせたコレクションライン。それぞれの香水は、特定の合成香料を中心に構成され、そのユニークな特徴を最大限に引き出し、その合成香料が各フレグランスの方向性を導く。

ISO E-Superを65%使用
エセントリック01

エセントリック01

ISO E-Superを65%使用し、その魅力を最大限に引き出すミニマルな処方。ムスコンが暖かみと、天然のアイリスが繊細さと深みを与える。神秘性を讃えた、日常に持ち込まれた非凡なるラブポーション。

トップ|ライム、ピンクペッパー、アルデヒド
ボディ|アイリス、ヘディオン
ベース|イソイースーパー、インセンス、マスティック、ムスコン

メモ|
カルト的な香りのフォーミュラ。
エセントリック01は、フレグランス化合物の65%を占めるIso E Superに焦点を当てたフォーミュラで、その分子の香りを最大限に引き出すために簡潔な構成になっています。

このフレグランスには、ソフトでクリーン、かつわずかにアニマリックな香りで暖かさと持続性を高める合成ムスクのムスコンが含まれています。天然のアイリスは、パウダリーでアーシー、かつ繊細なフローラルな香りで深みと複雑さを加えます。ピンクペッパー、ヘディオン、インセンスはアロマティックでフレッシュ、スパイシーな特徴をもたらし、バランスの取れたダイナミックな香りの体験を作り出します。ライムとアルデヒドはフレッシュで爽やかな立ち上がりを提供し、香り全体に明るさと最初の印象を引き立てます。この組み合わせにより、着用者の肌の上で進化する独特で持続性のあるベースノートが生まれます。

「私は、伝統的な香りにとらわれず、香水が好きではないと言っていた友人たちのために、何かユニークなものを作りたかったのです」とゲザは語ります。

この魔法のラブポーションとも言える香りは、人々が体験する方法にさまざまな違いをもたらします。この構成は、モレキュール01の神秘的な力を反響させつつ、日常に嗅覚的な魅惑を加え、個性を引き立て、平凡な香水のファンファーレを避けています。

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アンブロキサンを13.5%使用
エセントリック02

エセントリック02

アンブロキサンを13.5%使用。その多様な側面への探究。エルダーフラワーエキスと合成香料ヘディオンの発泡感を加え、フレッシュでミネラルさを強調。清涼感のある、魅惑的な繊細な官能性への讃歌。

トップ|アルムドゥドラー、ジュニパーベリー、マンダリン、ライム、ベルガモット
ボディ|ジンジャー、フリージア、クラリセージ、ピンクペッパー、ヘディオン、アイリス
ベース|ムスコン、アンブロキサン、ベチバー、トンカマメ

メモ|
繊細な官能性。
エセントリック02は、香水界で最も貴重とされる香料分子の多様な側面を探求します。

このフレグランスは、自然と同一のアンブロキサン(13.5%)を中心に構成されています。アンブロキサンは、ミネラルな滑らかさを持つ官能的な香料で、グリーンジャスミンバッドの催淫的なノートや、スパークリングなジントニックのアコード、さらにアルムドゥドラーや「新品のノートパソコンを開けた時の特有の香り」をほのかに感じさせます。

アイリスやエルダーフラワーエキス、ジャスミンに似たヘディオンが、トップノートに瞬時の発泡感を加え、フレッシュで「ミネラル」な効果を生み出します。

ゲザは最終的な効果を「ドライダウンまで続く非常に長持ちするフレッシュさと、繊細な官能性」と表現しています。

この香りは、長く持続し、清涼感があり、魅惑的。控えめにあなたの到来を知らせ、あなたが去った後も優雅に余韻を残します。

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ベチベリルアセテートを中心に香水で使用する3種の「根」へのオマージュ
エセントリック03

エセントリック03

ベチベリルアセテートを中心に香水で使用する3種の「根」へのオマージュ。トップノートは、ジンジャーが主役の溌剌としたグリーンスパイシーから、ベチバーのグリーンウッディへ移ろう。スパイシーでエレガント。

トップ|グリーンノート、ライム、マンダリン、ピンクペッパー、ブラックペッパー、ジンジャー
ボディ|フリージア、ローズ、ヘディオン、ジャスミン、アイリス、シナモン、トンカマメ
ベース|ベチバー、サンダルウッド、イソイースーパー、レザー、ムスコン、アンバー、コスツス

メモ|
樹木の調合。
エセントリック03は、ベチベリルアセテートを中心に据えたフォーミュラで、香水に使用される3つの根(ベチバー、ジンジャー、そしてフローレンスアイリスの根から抽出されるアイリス)に敬意を表しています。「Escentric 03では、これらの根の香りの印象を引き出し、互いにどのように調和するかを表現したかったのです」とゲザは語ります。

トップノートでは、ジンジャーが主役となり、ライムの皮やグリーンペッパーコーンと共に生き生きとしたグリーンでスパイシーな香りを放ちます。ボディノートは、エジプト産ジャスミンと紅茶のノートを伴う、豊かでベルベットのようなアイリスが中心です。ドライダウンでは、ベチバーのダークグリーンなウッディさが、サンダルウッド、シダー、柔らかなバルサム、ムスクと調和し、際立ちます。

その結果、生まれるのはスパイシーでありながらフレッシュでエレガントなシプレ調の香り。熱帯の草のそばを通り過ぎるときに感じる濃厚なダークグリーンのウッディさを思わせつつ、さらに滑らかで柔らかな仕上がりです。

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サンダルウッド調の「ポリサントール」と「ジャバノール」を合わせて15%を使用
エセントリック04

エセントリック04

サンダルウッド調の「ポリサントール」と「ジャバノール」を合わせて15%を使用。ピンクペッパーが快活さを加え、4種の分子で構築されたローズがソフトなニュアンスを放ち、「霞がかった幻想」へと誘う。

トップ|メチルパンプルムース、ピンクグレープフルーツ、カンナビス、ベルガモット、ジュニパーベリー、ピンクペッパー
ボディ|ヘディオン、フリージア、オスマンサス、アイリス、ローズ
ベース|ジャバノール、マスティック、ラブダナム、イソイースーパー、ムスコン、アンブロキサン™

メモ|
幻想の霞。
エセントリック04は、ジャバノールを中心に据えたフォーミュラで、その分子に含まれるグレープフルーツのアクセントを強調しています。この結果、サンダルウッドフレグランスをユニークにフレッシュな解釈で表現。ピンクグレープフルーツの皮のカリッとした苦味とライムの爽快感が弾けるトップノートが特徴です。ジュニパーやピンクペッパーがさらにフレッシュさを加え、カンナビスがグレープフルーツの白い果皮の柔らかさを引き出します。

ボディノートはアイリスと、4種類のローズ成分で構成された「フレッシュでソフトなローズ」が調和します。ドライダウンはバルサミックでウッディな香り。ジャバノールと、やや甘みのあるサンダルウッド分子ポリサントールが絶妙に絡み合います。

「他のエセントリックフレグランスでは大量の分子を使用しましたが、ジャバノールはトリュフのようなものです。パスタの上にトリュフを少し削るだけで天国に行けます」とゲザは語ります。その結果、ジャバノールとポリサントールはエセントリック04全体の15%を占めています。

このフレグランスは、着用者を繊細でありながら誘惑的な香りで包み込み、シルバーのように清涼なウッディな魅力を放ちます。周囲の人々を「霞がかった幻想」へと誘う香りです。

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カシュメランを全体の15%使用
エセントリック05

エセントリック05

カシュメランを全体の15%使用。夏を過ごした地中海の島々での思い出。ヘディオンとさりげないフィグがサイケデリックなフレッシュさをもたらし遠い島々へと誘う。名付けて「脱構築的サマーフレグランス」。

トップ|フィグ、ベルガモット、オレンジ、ローレル、ローズマリー、バジル、ジュニパーベリー
ボディ|ヘディオン、サイプレス、フリージア、アイリス、ジャスミン
ベース|カシュメラン、シスタス、ラブダナム、ムスク、アンブロキサン™、マスティック、イソイースーパー

メモ|
地中海の再構築。
エセントリック05は、ゲザが多くの夏を過ごした地中海の島々での体験を再現したいと考えて生まれました。この香りのペアリングでは、現代的なカシュメランフレグランスを追求し、ベルガモット、ローリエ、ローズマリー、シスタス、イチジク、ジュニパー、ヘディオン、そして全体の15%を占めるカシュメランの松のような温かみを感じさせるノートを取り入れています。

「海から小道を歩いていくと、暑さが植物や木々を変え、乾燥し、樹脂質でアロマティックになるのがわかります」とゲザは語ります。「エセントリック05のトップノートは非常にシンプルです。軽やかさを保つためのベルガモットと、明るく幸福感をもたらすオレンジ。この香りは、島を覆うオレンジの果樹園を反映しています。ローリエとローズマリーは、地中海特有のスパイシーでフレッシュな植物です。」

ジュニパーはハーバルなトーンをもたらし、サイプレスは非常にドライで刺激的な木の香りを加えます。ドライダウンには、地中海の2つのクラシックな素材、シスタスラブダナムとマスティックが含まれています。マスティックは、特に海の近くで育つ小さな木が生み出す樹脂で、甘くレザーのようなバルサミックな特質を持っています。

「私はまた、イチジクをさりげなく取り入れました。葉の苦味と果実の熟した甘さの両方です。島の家のそばにイチジクの木があるので、イチジクを入れることは欠かせませんでした。イチジクはその場所に対して本物らしさを感じさせ、海辺での夏の幸福感を思い起こさせてくれます」とゲザは言います。

ここからが注目ポイントです。月並みなエキゾチックなフローラルではなく、サイケデリックなフレッシュさで遠い島々へと誘う、分解されたオーシャンサマーフレグランス。それがエセントリック05です。

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1つの合成香料にフォーカスし、その魅力を更に引き立てる香り
エセントリック ディスカバリーセット

エセントリック ディスカバリーセット

1つの合成香料にフォーカスし、その魅力を更に引き立てる香り作りを行う「エセントリック ライン」5種を閉じ込めたキット。自由と探求の感覚を呼び起こすようデザインされた香りは、嗅覚の可能性を呼び覚ます。

ラインアップ|エセントリック01、エセントリック02、エセントリック03、エセントリック04、エセントリック05

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モレキュール ライン

モレキュール ラインのフレグランスは、徹頭徹尾ミニマリストな構成。1つの芳香分子以外の香料を一切含まない、その分子だけの単独で純粋な構成。5つの単一の芳香分子を称えており、それぞれが多くのフレグランスの基本的な構成要素でありながら、ここでは唯一の要素として存在している。複雑さを排除しながらも深みと魅力にあふれた、最もピュアなフレグランス体験。

ピュアなISO E-Superのスーパーモダンなウッディーノート
モレキュール01

モレキュール01

ピュアなISO E-Superのスーパーモダンなウッディーノート。単一の合成香料のみで作り上げた異形の金字塔。素肌の香りと共生し、まとう者に輝きを与える。前衛的で型破りなカルトクラシック。

NOTE|イソイースーパー

メモ|
レボリューショナリー ミニマリズム。
モレキュール01はIso E-Superから成り、純粋かつ単一。

Iso E-Superは自然界には存在せず、1973年にIFF(International Flavors & Fragrances)の研究所で誕生しました。この分子は「動物的な魅力を引き起こす」とされ、現代のラブポーションとも言われています。

ゲザ・ショーエンは、この神秘的で美しい、そして万人に愛される分子Iso E-Superを主役に据え、モレキュール01を創り上げました。この分子は、調香師が求める輝き、持続性、力強さをすべて表現していると彼は感じています。

Iso E Superの魅力とは?
Iso E-Superは、着用者に輝きを与え、フェロモンのような効果をもたらします。いわゆる「引き寄せる力」とも言われます。この分子は、超モダンなシダーウッドの香りとベルベットのような感触が特徴で、肌に密着しながら着用者の自然な香りを引き立てます。「Iso E Superは、包み込まれるような安心感を与えてくれる香りです」とゲザは語ります。

独特の変化する香り
モレキュール01は特有の間欠性があります。着用者には香りが消えたかのように感じられることもありますが、これは嗅覚システムの受容体にゆっくりと分子が作用し、新しい分子が次々に受容体に取り込まれるためです。

個性を引き立てる香り
「モレキュール01は、伝統的な香りに飽きた人や、香水ではなくオーラを放ちたいと考える人のためのものです。単一の香料分子を香水と呼ぶのは難しいほど、これは非常に個人的なものです」とゲザは言います。

モレキュール01は、発売当初から前衛的で型破りなカルト的クラシックとして、今もなおその存在感を放っています。

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ピュアなアンブロキサンのミネラル感あるアンバーノート
モレキュール02

モレキュール02

ピュアなアンブロキサンのミネラル感あるアンバーノート。「新品のノートパソコンを開けた時の香り」とも称される芳香分子の、柔らかな光のような層がまとう者を包み込む。洗練と官能性を兼ね備えた香り。

NOTE|アンブロキサン™

メモ|
ミネラル フレッシュネス。
モレキュール02はアンブロキサンから成り、純粋かつ単一。

モレキュール02は、アンブロキサンを主成分としたフレグランスです。アンブロキサンは、アンバーグリス(龍涎香)に由来するアンブロックスと化学構造が同一の結晶性分子です。龍涎香は、マッコウクジラが排出する神秘的な物質で、海に長く漂流することで洗練された香りを放つようになります。香水業界では何世紀にもわたり最も高価な素材として重宝されてきましたが、現在では発見されることが非常に稀です。

現代の香水に含まれる「アンバー」は、通常、アンバーグリスの香りを構成する分子のいくつかを再現した合成物です。その中でも最も優れたものが、自然と同一の分子構造を持つアンブロキサンです。アンブロキサンは、アンバーグリスが持つ洗練さと官能性をそのまま再現します。

アンブロキサンは1950年に植物由来の原料から単離されました。

高濃度での表現
モレキュール02には、香料化合物中に溶解可能な最大濃度である13.5%のアンブロキサンが含まれています。それ以上の濃度では溶液から結晶化が始まります。参考までに、通常の「アンバー」系香水には1-2%しか含まれていません。

香りの特徴
モレキュール02は、フレッシュでほのかにミネラル感のある滑らかな香りが特徴です。この香りは徐々に広がり、輝くような分子の層が着用者を包み込む官能的な嗅覚体験をもたらします。

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ピュアなベチベリルアセテートの洗練されたベチバーノート
モレキュール03

モレキュール03

ピュアなベチベリルアセテートの洗練されたベチバーノート。インド産オイルから導き出された半合成分子からはグレープフルーツのタッチが引き出される。鮮烈な苦味とフレッシュさが際立つ、滑らかでソフトな香り。

NOTE|ベチベリルアセテート

メモ|
グラッシー グリーン。
モレキュール03はベチベリルアセテートから成り、純粋かつ単一。

モレキュール03は、ベチベリルアセテートを主成分とするフレグランスです。この分子は、半合成・半天然のハイブリッド分子といえます。インド産の草の根から蒸留されたベチバーオイルを分画し、それを酢酸と結合させることで、根の苦味やレザー調の要素を取り除いています。

インドでは、ベチバーエッセンシャルオイルは古代の香水の成分として使用され、「安らぎのオイル」として知られていました。ベチバーは、不安を和らげ、精神の明晰さを促進する力があるとされています。

モレキュール03では、ゲザがベチベリルアセテートにモダニストの視点を取り入れました。この洗練されたベチバーのノートは、土っぽくスモーキーな要素と、豊かで包み込むような性質が特徴です。暖かな日に刈り取られていない草の香りや、暖かなバルサミックなアンダートーンが混じる森を想像すると、ベチバーの香りが思い浮かぶでしょう。

「アセチル化は、ベチバーに含まれるグレープフルーツのようなタッチを引き出し、より鮮明な苦味とフレッシュなトップノートをもたらします」とゲザは語ります。その結果、ベチバーのウッディで少し草のような特徴を持ちながら、非常に滑らかでソフトな香りに仕上がっています。

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ピュアなジャバノールのメタリックなウッディノート
モレキュール04

モレキュール04

ピュアなジャバノールのメタリックなウッディノート。天然サンダルウッドの輝きと持続力を保ちつつ、類を見ない軽やかさを備える。クリーム色のバラの上に、液体のグレープフルーツの皮を注いだようなシアーな香り。

NOTE|ジャバノール®︎


メモ|
メタリック ラディアンス。
モレキュール04は、ジャバノールを主成分としたフレグランスです。ジャバノールはサンダルウッド系の分子で、天然のサンダルウッドが持つ輝きと持続力を保ちながら、自然界のどのサンダルウッドにも見られない透明感と軽やかさを備えています。

ジャバノールは自然界には存在せず、1996年にジボダンの研究所で開発されました。

「ジャバノールは驚くべき分子です。フレッシュで、輝きがあり、力強く、ローズのような香りを持ちながらクリーミーでもあります。ジャバノールの魅力は、そのほとんどサイケデリックなフレッシュさにあります。それはまるで、ベルベットのように柔らかなクリーム色のバラの上に液体のグレープフルーツの皮を注いだような香りです」とゲザは語ります。

モレキュール04は、ジャバノールの美しさを新たな視点で讃えるラブレターのような存在です。この注目すべき分子の魅力を存分に引き出し、特別な香りとして仕上げています。

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ピュアなカシュメランのソフトなムスキーノート
モレキュール05

モレキュール05

合成香料の傑作の1つ、ピュアなカシュメランのソフトなムスキーノート。暖かくウッディ、松様の香りを持ち、捉え難いユニークさを持つ。日常に必要不可欠な、感覚を刺激させる香り。

NOTE|カシュメラン

メモ|
ソフト ムスク。
モレキュール05は、カシュメランを主成分とするフレグランスです。カシュメランは、合成化学の傑作の一つとして知られています。暖かくウッディで、樹脂のような松の香りを持ち、単一の分子としては非常に複雑なキャラクターを備えています。包み込むようなムスクの柔らかさ、乾いたアロマティックなウッド感、そして甘い松脂のような香りが絶妙に融合しています。

カシュメランは、1970年代後半にIFF(International Flavors & Fragrances)の研究所で開発されました。

「カシュメランは、乾いていて輝きがあり、暖かくウッディで、意外性のある松脂の香りを持っています」とゲザは語ります。「その香りから着想を得て、これまでとは異なるタイプの夏のフレグランスを作りたいと思いました。私は通常のマリンノートがあまりに人工的に感じるため、それを使わずに、地中海の島で過ごすような体験を再現したいと考えました。」

モレキュール05は、香りが持つ定義しがたい魅力を称え、それが私たちの日常において繊細ながらも必要不可欠な、全感覚を刺激する要素であることを改めて認識させる一品です。

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1つの合成香料のみで構成された香り
モレキュール ディスカバリーセット

モレキュール ディスカバリーセット

1つの合成香料のみで構成された香り作りを行う「モレキュール ライン」5種を閉じ込めたキット。分子レベルでの徹頭徹尾のミニマリズムを体現した実験的な香りたちは、あなたの嗅覚的好奇心を刺激する。

ラインアップ|モレキュール01、モレキュール02、モレキュール03、モレキュール04、モレキュール05

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アンチフレグランスの旗手
Escentric Molecules

Escentric Molecules(エセントリック モレキュールズ)は、2006年にイギリスで設立されたニッチフレグランスブランド。創業者のゲザ・ショーエンは、16歳で100種以上の香りを嗅ぎ分けることができた天才的調香師。大手香料メーカーで12年間勤務した後、商業化が進み創造性を失いつつあった業界に幻滅し独立。「アンチフレグランス」の精神を掲げ、従来の香水の固定概念を打ち破る挑戦的なアプローチを展開。

特徴的なのは、互いに補填し合いながら、それぞれの良さを引き出すペアとして二つの香りを同時展開するスタイル。一つは伝統的な複数香料のブレンド、もう一つは合成香料一種類のみという革新的な手法で、業界に大きな衝撃を与えた。このミニマリズムの追求は、香水そのものの再定義につながった。

ブランドの哲学は本物志向、創造性、探究心の体現であり、着ける人の個性を尊重し、香りとの深い関係性を促すことを目指す。型破りでありながら確かな技術に裏打ちされた彼の作品は、今なお香水業界で議論を巻き起こし続けている。
<h2>おわりに
今回新たに登場するブランドEscentric Moleculesをご紹介しました。化学の芸術を楽しめるような型破りな作品たちを、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • Escentric Molecules(エセントリック モレキュールズ)
  • ラインアップ(全12種)
  • オードトワレ|30ml 16,500円〜17,600円、100ml 29,700円〜30,800円(税込)
  • パフュームキット|13,200円〜14,300円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 新宿、渋谷、大阪、オンライン
  • 発売日|2024年2月21日(金)
  • ※2025年2月7日(金)NOSE SHOP 新宿、オンラインストアにて先行発売
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定