ローマ教皇も纏った?カトリックとつながりの深い香りたち

こんにちは、本日はローマ教皇が38年ぶり来日される日。

私は特定の宗教に属することはしていませんが、通っている学校に来訪してくださるようで楽しみにしています。

ノーズショップの扱う香りに実は、カトリックにまつわる香りがいろいろあるのです!

ローマ教皇の来日にちなんで、本日はカトリックな香りをご紹介します。

UNUM(ウナム)|LAVS(ラブス)

NOTES:非公開

ノーズショップとローマ教皇をつなげるとしたらこの香りなくして語れないでしょう。

ローマ教皇の為の祭服デザイナーであるフィリッポ・ソルチネッリがオーナーを務めるUNUM。
このブランド名はカトリック世界の言葉で唯一や一つといった意味を持つ言葉で、LAVSはLOVEではなく、祭服ブランドの名から来ています。

この香りは彼が完成した祭服を教皇へと納める際に一振りし、服に仕上げとして香りのラッピングをしていたものを香水に仕立てたものです。
香りはフランキンセンスやエレミといった樹脂のお香の香りがメインに添えられたようなどこか静謐な香りを感じます。

気分はローマ教皇?
ローマ教皇も纏った香りを是非、身に纏ってみては?

EXTRAIT DE MUSIQUE(エキストレドミュージック)|Unda Maris 8(ウンダ マリス)

NOTES:非公開

またまたフィリッポさんのブランドからご紹介します。
彼は13歳からカトリックの教会のパイプオルガンの奏者でもあったという一面から作られたコレクションライン。
その全てはノートルダム大聖堂にあるオルガンの音色を決めるオルガンストップからインスパイアされています。

ウンダマリスというストップはビブラート効果を出すストップの中の一つで波の音と呼ばれ、柔らかい音にビブラートをかけてくれるそうです。

そんなこの香りは「波の音」になぞらえて海を想起させるようなマリンノートに獣の香りが合わさり細く奥深くセンシュアルな香りになっています。

 

 

LIQUIDES IMAGINARIES(リキッドイマジネ)|Bloody Wood(ブラッディウッド)

NOTES:
トップ|ホワイトワインの澱、ヴァイオレット、
ボディ|ローズオキシド、フルーティレッドワインアコード、チェリー、ラズベリー
ラスト|ウッディアコード、サンダルウッド、オーク

そして、最後はリキッドイマジネというフランスのブランドからブラッディウッドです。
このブランドの香りは全て3部作構成になっていて、ブラッディウッドは血液を彷彿とさせる聖なるワインを体現した香りのコレクションからの一作です。
チェリーとラズベリーのフルーティーなワインにローズオキシドというバラの中にある香り成分がナイフについた血を思わせるまさにワインと血液の香りなのです。

ワインと血のテーマからはキリストの最後の晩餐を連想せずにはいられません。
キリストが最後の晩餐においてこのワインは私の血だと表現したことに由来し、水をワインに変えたなんていう伝説もあったそうです。
カトリック教会のミサではキリストの御血としてワインを拝領します。
きっとキリストの血が本当にワインだったらこんな香りだったのかもしれないですね。

連想されるような香りから実際に教皇の祭服から漂う香りまでご紹介させていただきました。
この神秘的な香りたちを生活に取り入れるのも面白いかもしれませんね。
ではまたお会いしましょう〜!