真夏の"お寺系香水"大作戦!2020

真夏の暑い日差しがしんどくて香水を纏う気になれない…そんな日が続いていますね。いかがお過ごしですか?

そんな時に僕が唯一纏えるのが、お寺のような清涼感やドライな雰囲気のある香り。意外と夏にマッチするのです!
昨年、松本が執筆したお寺系香水を今年版にアップデートしてお届けします!きっとあなたにもぴったりなお寺の香りが見つかるかも?

お寺の香りといえば上の記事でもあげていますが、サンダルウッドという香木の香りが使われていると言われます。
そのほかにも西洋の教会で焚かれる樹脂のお香として使われるフランキンセンスやミルラという香りが入っている物も選ぶとよりお寺っぽさがあり良いでしょう。
それではそんなお寺の香りをご紹介します!

Regime des Fleur|Falling Trees

NOTE:
エレミ、ジュニパーベリー、オーク、フランキンセンス、ミルラ、キゴケ、ナガルモタ、ベンゾイン

僕がお寺の香りとして思い出すのは、お盆に家族でお寺に行った時の記憶。
じめっとしていながらも香ばしい木造のお寺と少しほこりっぽいお香の香り。
そんな香りを思い起こさせるのがこのRegime des FleursのFalling Treesです。
オークつまり樫の木のパリッと香ばしいウッディの香りに湿度のあるコケの香りと西洋のお香であるフランキンセンスが重なる香りです。
木造のお寺の樫の木としっとり感、お香の香りまで、お寺を完璧に感じます。

LABORATORIO OLFATTIVO|Sacreste

NOTE:
トップ|ラブダナム、エレミ、カルダモン、サフラン
ボディ|インセンスハイパーエッセンス(フランキンセンス)、フーメンセンス、カーボン、シプリオール、ブラックペッパー
ベース|シダーウッド(ヴァージニア州産)、ガイアックウッド、カシュメラン、アンバーマックス、ムスク

フランキンセンスとミルラのハイエンドな香料であるインセンス・ハイパーエッセンスやフーメンセンスといった樹脂のお香を贅沢に使用し、ドライなウッディアンバーの合成香料アンバーマックスやエレミを重ねた香り。
バリ島での旅に感激したこのブランドのオーナーがその時の思い出を香りに残したいということで生まれた香りの一つです。
スタッフの浦野が昨年バリ島に旅行した時の記憶を書いていましたが、その時にもお香はいたるところで使われており、印象に残っていたそう。
二人とも深い印象を覚えるほど、バリではお香の香りは主役なのかもしれないですね。

そんなバリのお香を再現したフランキンセンスを主役にしたまさにお寺を思い起こす香りです。

L'ORCHESTRE Parfum|ENCENSES ASAKUSA

NOTES:
フランキンセンス・アンセンス、ピンクベリー、イトスギ、アイリス、ヴァイオレット、ミルラ、ホワイトムスク

世界中の音楽から着想を得て香り創りを行うオーケストラパルファンのアンセンス・アサクサ直訳すると「お香・浅草」。
その名前の通り、浅草のお寺と琴の音から着想を得たこの香りはふわっとパウダリーなアイリスとホワイトムスクにフランキンセンスが重なるお香の香り。
古き良き浅草を思い起こさせるふんわりしたお香の香りはまさに浅草寺の香炉の中を覗き込んだ時のようです。
実はそのモチーフとなった音楽を聴くこともできるのです。
音と香りの共感覚をお寺に思いを馳せながら楽しんでみてもいいかもしれませんね。

本日は夏に纏えるようなドライなお寺の香りをご紹介しました。
お寺のような香りを纏うことすなわち寺活すれば皆さんも寺サーの仲間入り!