香料シリーズ【MINT(ミント)】の回~栽培してみて~

こんにちは、浦野です。
長びく、コロナ渦で休みの日の過ごし方が変わったり、新たな趣味をみつけた方も多いのではないでしょうか。

さて私は、最初の頃はお菓子作りから料理全般にハマっていたのですが、だんだん料理に使うハーブ類って買うのもったいないから自宅で栽培してみようかな、と思い立ちハーブ栽培を始めてみました。 ローズマリーやタイム、イタリアンパセリ、ディルなど何種類か栽培してるのですが【ミント】は2種類育てています。購入する時に、ミントの種類の多さを初めて知り驚きました!
香水の香料では「ペパーミント」と「スペアミント」は良く耳にしますよね。
さて、そんなわけで今回の香料シリーズ(香水に使われている香料を軸として、香水に魅力をお届けしています)は【MINT(ミント)】を掘り下げたいと思います。
それではレッツラゴー!

MINT(ミント)の種類と香りの違い

MINT(ミント)の和名はハッカ(薄荷)と言いますが、この名はミントの1種ニホンハッカを意味することもあります。非常に繁殖力が旺盛で、畑地などに地植えすると圧倒的な速度で他の植物を枯らしてしまいミントだらけになってしまうほど。これを「ミントテロ」と言うそうです。ミントの葉は爽快感や冷涼感を与えるメントールに富むため、ハーブとしてや料理やカクテルなどの材料に使用され、精油は香料として食品や歯磨き粉に添加されたりアロマテラピーや消臭や虫除けに用いられています。

ミントの種類は変種も合わせて600種類以上あると言われていますが、大きく分けるとペパーミント系、スペアミント系の大きく2つに分類できます。この2つのミントの大きな違いは香りにあります。

スペアミントはペパーミントに比べると香りは穏やかで、ソフトな清涼感です。スッーとする刺激よりもソフトな甘みや青臭さがあるのが特徴です。スペアミントの香りの主成分は「カルボン」という成分で、スースー感は控えめながらハーブ特有の香りが料理に合うことから、欧米では料理に使うミントと言えば、スペアミントを指します。ミントアイスもスペアミントが使われています。

一方、ペパーミントはスーッとした清涼感とピリッとした刺激があるのが特徴で、香りの主成分は「メントール」です。日本のミントであるニホンハッカもペパーミント系に含まれ、キリッと爽快なスースー感が特徴です。日本のガムや歯磨き粉などもペパーミントを使うことが多いのでなじみ深いでしょう。

香水の香料では「スペアミント」「ペパーミント」両方見かけますが、香りの違いが分かってくると、試香すのもより面白くなりますね。
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Maison Louis Marie/No.11 ラ テミス

Maison Louis Marieの“No.11”の香りは、まずスッとするスペアミントとユーカリの香りが鼻を駆け抜けていきます。まるで、フ〇スクや、ミ〇ティアを食べた時に鼻から抜ける爽快感に近いくらい、スッキリします。鼻詰まりの時にこの香水を嗅ぐと鼻が通ると仰るお客様も多いくらい、スッとする香りで気分爽快になれます。この香りは、パフュームオイルのみの展開です。オイルなので拡散力は弱いですが、香りがギュッと凝縮されて香り。自分自身では濃厚に香っているとし感じることが出来ると思います。

NOTE:
トップ|グリーンリーフ、ユーカリプタス、スペアミント
ボディ|スペアミント、ウィンターグリーン
ベース|トンカマメ

NISHANE/ウヌタマン(忘れられない)

トルコのブランドNISHANEの“ウヌタマン ”は副題に「忘れられない」とついています。これは、トルコポップスの女帝セゼン・アクスの名曲「ウヌタマン(忘れられない)」へのオマージュだからです。 この香水1度纏ったお客様は「やっぱり、この香りが忘れられなかった」と再びご来店して下さるお客様が続出するほど、【忘れられない】香りなんです!
トップのローズマリーやミントのハーバルな香りはムエットで嗅ぐより、肌に乗せた方がしっかり伝わるかもしれません。このハーバルな香りを包み込むのがラベンダーやジャスミンにオレガノの個性達。
ラベンダーの香りは比較的長く感じる事ができると思います。そしてラストはカストリムが野性的な力強さを押し出すそんな香水です。
この香水、ミントの爽快な感じではないですが、肌に乗せた時の最初のハーブの香りが私が今プランナーで育ててるハーブ達の香りに似てるので、ご紹介してみました!この香水は肌に乗せた方が、絶対に変化を面白く感じ、まろやかな香り立ちに感じれるので肌の上で試してみて欲しい香水です。

NOTE:
トップ|ラベンダー、ローズマリー、ミント、ジュニパー
ボディ|ジャスミン、カーネーション、パチョリ、アンバー、オレガノ
ベース|カストリウム、シスタス、オークモス、キャラメル

kerzon/ミントティー(ミントティーの香り)[フレグランスサシェ]

さて、最後のご紹介はフランスのブランド、kerzonのフレグランスサシェ。その名の通りミントティーの香りがフワッと漂います。セージの香りをアクセントに、まるで淹れたてのミントティーを嗅いでいるような爽やかな香りです。
サシェとは、タンスやクローゼット、バッグ、スーツケースにいれ、洋服や持ち物をほのかに香らせるための封筒型の香り袋のこと。ミントティーは爽やかな香りなので、性別年齢問わずおすすめです。

NOTE:
ミントティー(ミントティーの香り)

私自身、育て始めた事で興味を持った香料がミントでしたが、香水シリーズ【MINT(ミント)】の回をお届けしました。
ちなみに、私はモヒートミントとスペアミントを育てています。そう、つまりモヒートが飲みたいから!(笑) では、また次回。浦野でした。