2020年 4月 25日
コラム
クィアな香り
こんにちは、スタッフ河村です。
6月はプライドマンスですね。アメリカ発祥のLGBTQの祝祭と抗議のする活動の月で、アメリカでは大規模なイベントが行われたり、パレードが行われます。日本では、4月末から5月頭にかけて開催されるレインボープライドというイベントがあります。
NOSE SHOPが扱う香りはすべてユニセックスで、どの香りを纏うかは自由です。
個人的にはそもそも花にこの性別が纏うべきと割り振られているわけではないので、自由に纏うべきであると思います。
とはいえ、フェミニンとかマスキュリンという記号がまとわりついてしまい、なかなか自分の幸せのための香りを纏いづらい現状もあるのではないでしょうか。
今回はそんなことも忘れて自分の幸せのために祝福してくれそうな、そしてちょっと勉強になりそうなクィアだったり、ジェンダーにまつわるテーマの香りをご紹介したいと思います。
NOTE:
アルデヒド、レモン、バーチリーブス、松、サフラレイン、ペッパー、サイプレス、ゼラニウム、バニラ、トンカ豆、アイリス、ベチバー、スエードレザー、ムスク、アンバーグリス・・・
ノーズショップでクィアな香りといえば即座に思い浮かぶのはこの香水。フィンランドのゲイアーティストであるトムオブフィンランドさんの財団とのコラボレーションで生まれた香りです。
この方、ゲイアートの世界の先駆的な存在で、これまでゲイの社会的なイメージだったひ弱なイメージを覆し、レザージャケットと筋肉に覆われた「強い」男性像を打ち出しました。それは当時の当事者の理想像を描き、自由と誇りの象徴へとなりました。
その自由で誇り高い絵画はQueenのフレディ・マーキュリーや写真家メイプルソープ、ファッションデザイナーのトムフォードなどにも影響を与えた存在であるといいます。
確かにこの絵を見た後彼らの作品群を鑑賞すると、それぞれの作品やムードの持つ独特の迫りくる肉感や力強さは共通して匂い立つような気がします。
肝心の香りは彼への敬意を表した香りで「ダーティーナイト後のシャワー」をイメージして作られました。
イメージだけを聞くと男性的なイメージがつくと思います。ですが、レザージャケットのような艶やかで少し粗暴な革をベースにレモンやアルデヒドが石鹸のように香り、NOSE SHOPスタッフの中にはよく纏う女性がいるほど。
爽やかでスッキリとした香りへと昇華されています。
ダーティーナイト後のシャワー、納得です。
トムオブフィンランドは昨年映画化されたことで有名です。映画と香りのレポートをスタッフの浦野がしています。詳しく知ってみたい方はこちらもチェックしてみてください。
ちなみに、現在延期されていますが、渋谷パルコでも彼の作品展覧会が予定されています。
要チェックですね!
NOTE:
ハイチのベチバー、栗クリーム、オリーブの葉、ミルラ、バニラ、オポポナックス・・
先ほどのブランドと同じETAT LIBRE D'ORANGEからFAT ELECTRICIANです。
太った電気工…どんなクィア性が潜んでいるのかというと、この電気工は具体的な人物が存在します。それは、1970年代に伝説的なカルトムービーとして有名な「ピンクナルシス」の主演を務めるボビーケンダルさんです。
ボビーケンダルさんは当時圧倒的な美貌を持ち、ゲイアイコンとして君臨する存在でした。「ピンクナルシス」というではセリフを排し、徹底的にその肉体の美しさと性を披露する映画でした。
それから50年。彼はすっかり老い、太った電気工として働いているそう。かつての美貌の呪いにかけられたまま。
きっと現代に生きているとルッキズムの呪いにかけられることはあると思います。そしてその呪いは年を重ねるごとに重いものとして自分を苦しめることになるのではと思っています。
この香りは若かった頃の美貌や記憶、そして"Love For Sale”ということをテーマにしているそう。
ベチバーとマロンクリームはこっくりとどこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。まるで田舎で見た秋の夕暮れのような香りです。
NOTE:
トップ|東洋の花々、アラビアンウード、ホワイトレザー
ボディ|ヘリオトロープ、インドアンバー、インドネシアパチョリ
ベース|オーストラリアビャクダン、バージニアスギ、ホワイトムスク
この香りのテーマは男性と女性の中間。
人の性別は男性/女性の2つでは決めることのできないグラデーションであるといい、LGBTsの方とそれ以外とで分けられるような単純な構造ではないそう。
まさにそれを表現したかのような花やアンバー、白檀とレザーというそれぞれジェンダーの「らしさ」のアイコンを混ぜて作り上げた、二元論では片付けられないニュートラルな香りに感じます。
今回はPrideに合わせて、クィアな香りやジェンダーをテーマにした香りをご紹介しました。
人それぞれが好きなものを誇り持って好きと言える社会。
みんなの幸せの形の実現の一歩をみんなで踏み出せたら最高ですよね。
ここをきっかけに少しでも様々なことへ興味を持っていただけたら嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
以下参考にさせていただいたサイトです。ご興味があれば是非ご参照ください。
・東京レインボーパレード2020 (取得 2020年4月23日 https://tokyorainbowpride.com)
・映画『トム・オブ・フィンランド』公式サイト(取得2020年4月22日, https://www.magichour.co.jp/tomoffinland/ )
6月はプライドマンスですね。アメリカ発祥のLGBTQの祝祭と抗議のする活動の月で、アメリカでは大規模なイベントが行われたり、パレードが行われます。日本では、4月末から5月頭にかけて開催されるレインボープライドというイベントがあります。
NOSE SHOPが扱う香りはすべてユニセックスで、どの香りを纏うかは自由です。
個人的にはそもそも花にこの性別が纏うべきと割り振られているわけではないので、自由に纏うべきであると思います。
とはいえ、フェミニンとかマスキュリンという記号がまとわりついてしまい、なかなか自分の幸せのための香りを纏いづらい現状もあるのではないでしょうか。
今回はそんなことも忘れて自分の幸せのために祝福してくれそうな、そしてちょっと勉強になりそうなクィアだったり、ジェンダーにまつわるテーマの香りをご紹介したいと思います。
ETAT LIBRE D’ORANGE|TOM OF FINLAND
NOTE:アルデヒド、レモン、バーチリーブス、松、サフラレイン、ペッパー、サイプレス、ゼラニウム、バニラ、トンカ豆、アイリス、ベチバー、スエードレザー、ムスク、アンバーグリス・・・
ノーズショップでクィアな香りといえば即座に思い浮かぶのはこの香水。フィンランドのゲイアーティストであるトムオブフィンランドさんの財団とのコラボレーションで生まれた香りです。
この方、ゲイアートの世界の先駆的な存在で、これまでゲイの社会的なイメージだったひ弱なイメージを覆し、レザージャケットと筋肉に覆われた「強い」男性像を打ち出しました。それは当時の当事者の理想像を描き、自由と誇りの象徴へとなりました。
その自由で誇り高い絵画はQueenのフレディ・マーキュリーや写真家メイプルソープ、ファッションデザイナーのトムフォードなどにも影響を与えた存在であるといいます。
確かにこの絵を見た後彼らの作品群を鑑賞すると、それぞれの作品やムードの持つ独特の迫りくる肉感や力強さは共通して匂い立つような気がします。
肝心の香りは彼への敬意を表した香りで「ダーティーナイト後のシャワー」をイメージして作られました。
イメージだけを聞くと男性的なイメージがつくと思います。ですが、レザージャケットのような艶やかで少し粗暴な革をベースにレモンやアルデヒドが石鹸のように香り、NOSE SHOPスタッフの中にはよく纏う女性がいるほど。
爽やかでスッキリとした香りへと昇華されています。
ダーティーナイト後のシャワー、納得です。
トムオブフィンランドは昨年映画化されたことで有名です。映画と香りのレポートをスタッフの浦野がしています。詳しく知ってみたい方はこちらもチェックしてみてください。
ちなみに、現在延期されていますが、渋谷パルコでも彼の作品展覧会が予定されています。
要チェックですね!
ETAT LIBRE D’ORANGE|FAT ELECTRICIAN
NOTE:ハイチのベチバー、栗クリーム、オリーブの葉、ミルラ、バニラ、オポポナックス・・
先ほどのブランドと同じETAT LIBRE D'ORANGEからFAT ELECTRICIANです。
太った電気工…どんなクィア性が潜んでいるのかというと、この電気工は具体的な人物が存在します。それは、1970年代に伝説的なカルトムービーとして有名な「ピンクナルシス」の主演を務めるボビーケンダルさんです。
ボビーケンダルさんは当時圧倒的な美貌を持ち、ゲイアイコンとして君臨する存在でした。「ピンクナルシス」というではセリフを排し、徹底的にその肉体の美しさと性を披露する映画でした。
それから50年。彼はすっかり老い、太った電気工として働いているそう。かつての美貌の呪いにかけられたまま。
きっと現代に生きているとルッキズムの呪いにかけられることはあると思います。そしてその呪いは年を重ねるごとに重いものとして自分を苦しめることになるのではと思っています。
この香りは若かった頃の美貌や記憶、そして"Love For Sale”ということをテーマにしているそう。
ベチバーとマロンクリームはこっくりとどこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。まるで田舎で見た秋の夕暮れのような香りです。
AGONIST|ONYX PEARL
NOTE:トップ|東洋の花々、アラビアンウード、ホワイトレザー
ボディ|ヘリオトロープ、インドアンバー、インドネシアパチョリ
ベース|オーストラリアビャクダン、バージニアスギ、ホワイトムスク
この香りのテーマは男性と女性の中間。
人の性別は男性/女性の2つでは決めることのできないグラデーションであるといい、LGBTsの方とそれ以外とで分けられるような単純な構造ではないそう。
まさにそれを表現したかのような花やアンバー、白檀とレザーというそれぞれジェンダーの「らしさ」のアイコンを混ぜて作り上げた、二元論では片付けられないニュートラルな香りに感じます。
今回はPrideに合わせて、クィアな香りやジェンダーをテーマにした香りをご紹介しました。
人それぞれが好きなものを誇り持って好きと言える社会。
みんなの幸せの形の実現の一歩をみんなで踏み出せたら最高ですよね。
ここをきっかけに少しでも様々なことへ興味を持っていただけたら嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
以下参考にさせていただいたサイトです。ご興味があれば是非ご参照ください。
・東京レインボーパレード2020 (取得 2020年4月23日 https://tokyorainbowpride.com)
・映画『トム・オブ・フィンランド』公式サイト(取得2020年4月22日, https://www.magichour.co.jp/tomoffinland/ )
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