Canomaより11/29から、ほうじ茶の多面的な香りを表現した作品をはじめ3種の香りが登場!

こんにちは、NOSE SHOPです。
上質な日常をテーマに、日本人が日常遣いできる香り作りを志向するフレグランスブランドCanoma(サノマ)より、3種の香りが11/29に登場!

今回の香りたちも日本らしさを感じるコンセプトとなっており、それぞれ、中禅寺湖の周りを囲む静謐な山道での大雨の到来、朝霧に覆われる安芸の宮島、そして多面的な顔をみせるほうじ茶をテーマにしています。

マガジンでは、香りの特徴とその背景について詳しくご紹介します。

  • Canoma(サノマ)
  • ラインアップ(全3種)
  • オードトワレ|30ml 9,350円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 麻布台、オンライン
  • 発売日|2024年11月29日
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定

ラインアップ(3種)

秋の訪れを感じさせる晩夏の日光
7-18|浮舟

7-18|浮舟

「浮舟」。秋の訪れを感じさせる晩夏の日光。中禅寺湖の周りを囲む誰もいない山道。驟雨が身体の中を通り抜け、浄化しているよう。クラシックフローラルに、マリンノートがモダンなコントラストを生み出す。

NOTE|海藻、タイム、イランイラン、ローズ、ライラック、オレンジフラワー、ミモザ、マグノリア、アカシア、オークモス、インセンス、ムスク

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安芸の宮島
8-17|松風

8-17|松風

「松風」。安芸の宮島。海風、厳島神社、そして鹿の匂いが朝靄と共に島全体を包み込む。アニマリック、ウッディ、マリン、金木犀を中心としたフローラルの4つのパートが絡み合い、ひとつのアコードを構成する。

NOTE:|オレンジ、海藻、タール、エストラゴン、シナモン、金木犀、オークモス、シダーウッド、パチュリ、アミリス、インセンス、レザー、ムスク

メモ|
木が生い茂った小道、ぼってりとした椿と出会う。鼻を近づける。島の神聖な空気と椿の香りが相まったとき、私は畏怖の念を抱く。

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 その多面的な香りをヒントに
10-20|蜻蛉

10-20|蜻蛉

「蜻蛉」。ほうじ茶をモチーフにしてその多面的な香りをヒントにひとつの新しいアコードを作り上げた。緑茶のフローラル、旨みを感じさせる磯っぽさ、パウダリーな印象のあるグルマンで香水としての完成度を高めた。

NOTE|海藻、ナツメグ、ホワイトフラワー、マンゴー、ほうじ茶アコード、ゴマ、コーヒー、ムスク

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日本人の感性を反映させた香りたち

「7-18|浮舟」は、ブランドディレクター渡辺裕太氏の10年ほど前の体験に着想を得た作品。
Canomaをローンチする直前、渡辺氏は晩夏の日光で、中禅寺湖の周りを囲む山道をひとり歩いていたそう。そこで突如降ってきた大雨の中、雨合羽を着て先を急ぐ道中。そこで、熱った身体を程よく冷やす雨が自分を浄化してくれているような心地よさを感じた経験を元に、浄化をテーマに制作されました。
Canomaの香水には源氏香之図(げんじこうのず)が一つずつあてがわれていますが、この作品では中禅寺湖からの着想で「浮舟」が選ばれました。(Canomaの香水の名前について 詳しくはこちら)(作品の詳細はこちら

「8-17|松風」は、朝方の安芸の宮島で椿の花が咲く小道を歩いた経験からインスピレーションを得た作品。
香りの説明にある通り、この香りには鹿の要素がアニマリックノートとして入っていますが、実は、渡辺氏が実際にその小道で鹿を見たというわけではないそう。しかし、彼はその瞬間の香りを思い出すたびに、そこにいなかったはずの一匹の鹿の姿を見るそう。鹿は彼の存在に臆することなく、何かを諭そうとするかのように真っ直ぐな二つの眼で彼を見つめます。
安芸の宮島に漂う雰囲気に合っていることから、源氏香之図は「松風」が選ばれました。(作品の詳細はこちら

「10-20|蜻蛉」は、ほうじ茶をテーマにした作品。渡辺氏が調香師のジャン=ミッシェル・デュリエ氏とともに、複数のほうじ茶の香りを試しながら作り上げたそう。
この作品に授けられた香之図は「蜻蛉(かげろう)」。しかし、彼は自身のnoteでその理由について「ナイショ」と綴っています。インスピレーションについても、「ほうじ茶」以上のことについては「ナイショ」だそう。どんな秘密が隠されているのか気になるところですが、秘密が多いからこそ、本作は抽象度の高いまま香りに出会えるという魅力を持っています。(作品の詳細はこちら

日本の感性とフランスのテクニックにより生まれた「日本人のための香水」
Canoma

「上質な日常」をテーマとして、2020年9月パリにて産声を上げたニッチフレグランスブランド。
クリエーター渡辺裕太がディレクションを取り、フランス人調香師Jean-Michel Duriez(ジャン=ミッシェル・デュリエ)とともに、既存の香水にはない新しいアイディアと熟練した技術による調香を兼ね備えた、日本人が日常使いできる香り作りを志向。

ブランド名“çanoma”は、日常を表す「茶の間」と上質の象徴である「茶道」という2つの言葉を組み合わせ“sanoma”という音を作り、そこにフランスが培った香水文化のエッセンスを表現するために“ça”を用いることで付けられた。 欧米人を中心とした香りづくりに一石を投じる。

おわりに

今回は、Canomaから新登場する3作品をご紹介しました。
日本人のディレクター渡辺氏が、彼自身の感性を余すことなく生かして制作した香りたち。浮かび上がる情景を想像しながら、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • Canoma(サノマ)
  • ラインアップ(全3種)
  • オードトワレ|30ml 9,350円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP 麻布台、オンライン
  • 発売日|2024年11月29日
  • 発売時刻|店頭:各店の開店時刻に準ずる。オンライン:正午頃予定