2020年 11月 03日
コラム
あの「泡」の香り
あの「泡」の香り。なんの香りだか想像つくでしょうか?
石鹸の清潔感のある泡の香り?それともシャンパンから立ち上るリッチな「泡」の香り?
今回私が紹介したいのはそのどの泡の香りでもありません。
今回私が紹介したいのはソーダのようにシュワっとした「泡」な香り。
夏の香りと思われがちですが、寒い季節に纏うと冬のしんとした空気と一体になったような香りなんです。
お茶はティーノートというお茶を表現した物がありますが、ソーダにはそれ自体を表現した香りがありません。しかしお客様やスタッフと話して「これって炭酸っぽいよね。」と盛り上がることも。
ロゼシャンパンの香りで人気のLiquides ImaginariesのDom Rosaはシャンパンの泡の空気をクレープフルーツと洋梨で表現していると言います。
このようにおそらくライムなどのシトラスの香りがソーダの泡のような感覚を生み出しているような気がします。
本日はそんな炭酸飲料のような香りをご紹介します!ノンアルで参りましょう!
NOTE: コロンとオレンジ
フランスのアロマフレグランスメゾン、ケルゾンの手掛けるフレグランスミスト。香水としてだけでなく、ルームスプレーとしても使えます。
夏に海から上がりグッと飲み干した水から着想を得たのがこのL'eauという香りです。
誰もが夏に2週間ほどバカンスの期間をとるフランスの人々がよく訪れるリヴィエラなどのリゾート地、そこの景色から着想を得て作られた夏のシリーズ。香りはコロンとなっていますが、実はバイオレットとオレンジがメインとした、昔ながらのコロンの香りです。
昔のコロンは爽やかでほのかな柑橘の香りで、イタリア産ベルガモットとレモンの爽やかさやゼラニウムとアニスで瑞々しいニュアンスを作り上げているそう。
シトラスとゼラニウムの弾けるこの香りは、炭酸が淡くしゅわしゅわとしていて甘さも微かにあるような、そんなサイダーのようです。
NOTE: トップ|レモン、ライム、プチグレイン、ピンクペッパー
ボディ|ベルガモット、イランイラン、ブラックペッパー
ベース|パチョリ、サンダルウッド、ジュニパー
LA発「異端者」を掲げるアバンギャルドな香水を天然香料で作り上げるHeretic Parfum。
ありがちな香料の素材に新しい側面を与えることで汚すダーティーシリーズ。 ダーティーレモンはこれまでの清潔感のあるイメージに色気を足して汚したレモンの香りをモチーフにしています。
ひとふきするとレモンスカッシュの開けた時のようなシュワっとしたさっぱり感のある香りにつつまれます。
トップのライムにレモンの炭酸強めなレモンの香りから徐々に甘みのあるイランイランやお酒のジンに使われるジュニパーベリーの爽やかさが重なります。
時間が経つにつれてこの炭酸も落ち着いてイランイランの甘さが顔を出すので、本当の炭酸が抜けていくような面白い感覚を味わえます。
NOTE: トップ|ベルガモット(カラブリア産)、レモン(カラブリア産)、ジンジャー
ボディ|リンドウ(フランス産)、ネロリ(チュニジア産)、ティー
ベース|ベチバー(ハイチ産)、アンブロキサン、ムスク
銀座店、大阪店で扱いのあるレバンゲルボワという文化人の交流の場だった場所の数奇な人生を歴史を香りで表したシリーズ。
2018年はホテル「レバン・パリ」にバーとレストランが登場した年。そのバーで出しているカクテルの香りです。
香りを作っているのは、フレデリック・マルなどで活躍する調香師ファニー・バル。この香りはカクテルのような雰囲気の香りよりもトニックのビターさがより前面に出ているように感じます。 レモンとネロリが炭酸のように弾け、リンドウとジンジャーが初めてジントニックを飲んだときのような鈍い苦味がはしる香り。
少し大人なトニックの香りです。
今回はサイダーのような香りをご紹介しました。
シュワっと弾けるような炭酸の香りを纏って楽しいひと時を楽しんでみてくださいね。
石鹸の清潔感のある泡の香り?それともシャンパンから立ち上るリッチな「泡」の香り?
今回私が紹介したいのはそのどの泡の香りでもありません。
今回私が紹介したいのはソーダのようにシュワっとした「泡」な香り。
夏の香りと思われがちですが、寒い季節に纏うと冬のしんとした空気と一体になったような香りなんです。
お茶はティーノートというお茶を表現した物がありますが、ソーダにはそれ自体を表現した香りがありません。しかしお客様やスタッフと話して「これって炭酸っぽいよね。」と盛り上がることも。
ロゼシャンパンの香りで人気のLiquides ImaginariesのDom Rosaはシャンパンの泡の空気をクレープフルーツと洋梨で表現していると言います。
このようにおそらくライムなどのシトラスの香りがソーダの泡のような感覚を生み出しているような気がします。
本日はそんな炭酸飲料のような香りをご紹介します!ノンアルで参りましょう!
サイダー Kerzon|L'eau(水)

フランスのアロマフレグランスメゾン、ケルゾンの手掛けるフレグランスミスト。香水としてだけでなく、ルームスプレーとしても使えます。
夏に海から上がりグッと飲み干した水から着想を得たのがこのL'eauという香りです。
誰もが夏に2週間ほどバカンスの期間をとるフランスの人々がよく訪れるリヴィエラなどのリゾート地、そこの景色から着想を得て作られた夏のシリーズ。香りはコロンとなっていますが、実はバイオレットとオレンジがメインとした、昔ながらのコロンの香りです。
昔のコロンは爽やかでほのかな柑橘の香りで、イタリア産ベルガモットとレモンの爽やかさやゼラニウムとアニスで瑞々しいニュアンスを作り上げているそう。
シトラスとゼラニウムの弾けるこの香りは、炭酸が淡くしゅわしゅわとしていて甘さも微かにあるような、そんなサイダーのようです。
レモンスカッシュ Heretic Parfum|Dirty Lemon

ボディ|ベルガモット、イランイラン、ブラックペッパー
ベース|パチョリ、サンダルウッド、ジュニパー
LA発「異端者」を掲げるアバンギャルドな香水を天然香料で作り上げるHeretic Parfum。
ありがちな香料の素材に新しい側面を与えることで汚すダーティーシリーズ。 ダーティーレモンはこれまでの清潔感のあるイメージに色気を足して汚したレモンの香りをモチーフにしています。
ひとふきするとレモンスカッシュの開けた時のようなシュワっとしたさっぱり感のある香りにつつまれます。
トップのライムにレモンの炭酸強めなレモンの香りから徐々に甘みのあるイランイランやお酒のジンに使われるジュニパーベリーの爽やかさが重なります。
時間が経つにつれてこの炭酸も落ち着いてイランイランの甘さが顔を出すので、本当の炭酸が抜けていくような面白い感覚を味わえます。
トニックウォーター LES BAINS GUERBOIS|2018 ROXO TONIC

ボディ|リンドウ(フランス産)、ネロリ(チュニジア産)、ティー
ベース|ベチバー(ハイチ産)、アンブロキサン、ムスク
銀座店、大阪店で扱いのあるレバンゲルボワという文化人の交流の場だった場所の数奇な人生を歴史を香りで表したシリーズ。
2018年はホテル「レバン・パリ」にバーとレストランが登場した年。そのバーで出しているカクテルの香りです。
香りを作っているのは、フレデリック・マルなどで活躍する調香師ファニー・バル。この香りはカクテルのような雰囲気の香りよりもトニックのビターさがより前面に出ているように感じます。 レモンとネロリが炭酸のように弾け、リンドウとジンジャーが初めてジントニックを飲んだときのような鈍い苦味がはしる香り。
少し大人なトニックの香りです。
今回はサイダーのような香りをご紹介しました。
シュワっと弾けるような炭酸の香りを纏って楽しいひと時を楽しんでみてくださいね。



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