【11種の春香水】幸福に溢れた花々の香りから、癒しの森の香りまで

こんにちは、NOSE SHOP です。

4月も半ばになり、すっかりあたたかくなりましたね。花々の蕾はやわらかくほころび、人々は新たな気持ちで一年を始める季節、春。

今回は、そんな春にぴったりな香水をご紹介!春の訪れを楽しめるフローラル香水6つ選、新生活の疲れを癒してくれる香水3つ選、そして新たな場所でも自信を持たせてくれる香水2つの合計11の春香水選をピックアップしました。

さらに日本の春をイメージして、「桜」「デザート」「お寺」の香りたち合計3種をセレクトした、数量限定のミニ香水セットの情報も公開!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • NOSE SHOP(ノーズショップ)
  • ラインアップ(全1種)
  • ミニ香水限定キット 4,400円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP オンライン
  • 発売日|2024年4月24日

春の訪れを楽しむフローラル香水6つ

あたたかくなるのを待っていた花たちが、いっせいに咲き誇る季節。まるで花畑を散歩しているような、幸福に溢れた気持ちになれる香りたちをご紹介します。

幸せに溢れた人前式 
チュイルリー宮殿

Kerzon|チュイルリー宮殿/パレ・ロワイヤル(ヒヤシンスとブーケの香り)

パリ最古の公園ともいわれるチュイルリー庭園。ヒヤシンスの花に包まれながら歩くと、パレ・ロワイヤルで賑やかな人前式に遭遇。春のはじまりを感じさせてくれる香り。

トップ|ガルバナム、アクアティックアロマ
ボディ|ヒヤシンス、シクラメン
ベース|フレッシュカットフラワーズ

取扱店舗|新宿、池袋、麻布台、有楽町、横浜、名古屋、大阪、札幌、福岡、KO-GU 渋谷、オンライン

【コメント】
二人の兄弟が手がけるブランド、Kerzon。「毎日の生活の中にある美しくきらめく瞬間」「過ぎた時間の中にある愛しい思い出」にインスピレーションをえたフレグランスを制作しています。

チュイルリー庭園で結婚式をあげる花嫁のブーケから着想を得た香りで、青さも感じるようなリアルなヒヤシンスの香りが特徴的です。甘すぎず、本物の花々に祝福されているような幸福の香りです。

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パレロワイヤル庭園の朝支度 
ブーケドゥオングリー|ハンガリーの花束

彼女はベッドからおりて身支度をはじめる。裸足で小躍りするようにお気に入りの化粧台へ。薄手のドレスを取り出して、4階の部屋から眺めるパレ・ロワイヤル庭園。空は抜けるように青い。

トップ|ペアー、ブラックカラント、ストロベリー
ボディ|ローズ、ジャスミンサンバック、ロレノックス
ベース|ムスク、シダーウッド、アンバー

取扱店舗|新宿、渋谷、池袋、麻布台、有楽町、銀座、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、福岡、オンライン

【コメント】
ブランド設立者デイヴィット・ベネデックの祖母で、20世紀を通してパリに一流の香水をもたらした女性、エディス・ベネデックのオーストラリア=ハンガリー時代の生い立ちにインスピレーションをえた香り。繊細でロマンチックな女性をイメージしています。

花々の香りに、ペアーやブラックカラントの瑞々しくフルーティーな甘さが加わっていることで、かわいらしく軽やかな足取りが思い浮かべられるような香りです。

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フローラル香水の始祖 
ケルク フルール ロリジナル  

Houbigan|ケルク フルール ロリジナル

1912年に発表された世界初のマルチフローラルブーケ香水。これ以降のすべてのフローラル系香水の始祖であり比類なき基準。1本の香水のために15,000以上の花と250の原材料が選りすぐられて捧げられた。

トップ|ベルガモット、ガルバナム、タラゴン、レモン
ボディ|ジャスミン、チュベローズ、スズラン、バイオレット、ローズ、イランイラン、カーネーション、ブルームフラワー、オレンジフラワー、クローブ
ベース|オークモス、サンダルウッド、シベット、シダーウッド、ムスク、アイリス、トンカマメ

取扱店舗|麻布台、銀座、大阪、神戸、オンライン

【コメント】
フランスの調香師ロベール・ビエナメは、1912年にマルチフローラル香水の始祖「ケルクフルール」を創作しました。それ以前はフローラル香水といえば、主にひとつの花か、様々なハーブやスパイスと組み合わされた花の香水だったため、この香りの発明は大きな革新でした。

この「ケルクフルール」のオマージュとして制作されたのが、「ケルク フルール ロリジナル」です。

柔らかく官能的な花の香りで、少しクラシカルな印象もあります。マリーアントワネットも愛した香水ブランド、Houbigantのイメージにぴったりな、高貴で贅沢な香りです。

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モネの庭園、最愛の人と過ごした記憶 
アニック3

Eight & Bob|アニック3

フランスのジヴェルニーにあるモネの庭園がテーマ。スパイシーでウッディなフローラルノートは、1920年代初頭の狂乱の時代を彷彿とさせる。温かさと甘さが共存した、五感を魅了するクリーミーで繊細な香り。

トップ|ベルガモット、マンダリン、レッドベリー
ボディ|ガーデニア、ジャスミン、ホワイトローズ
ベース|メレンゲ、カシュメラン、サンダルウッド

取扱店舗|新宿、渋谷、麻布台、銀座、横浜、名古屋、大阪、札幌、福岡、オンライン

【コメント】
「アニックコレクション」は、手紙に添えて、または直接会った際に、ブランド創始者のフーケから、その最愛の人アニックに贈られた香りの宝石。そして、香りで書いた愛の手紙です。これらの香りのインスピレーションの源は、アニックと逢瀬を重ねたパリとウィーンの美しい庭園。

「アニック3」は、ホワイトローズやジャスミンの女性らしさと、デザートのメレンゲやレッドベリーの魅惑的な甘さが絶妙なバランスで香りたつ一本。

ロマンチックなストーリーがお好きな方や、フローラル香水を探しているグルマン好きの方におすすめしたい作品です。

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花のオーガズム 
フローガズム|花の絶頂

Heretic Parfum|フローガズム(花の絶頂)

花にオーガズムがあったら、それってどんな香り?強い緊張と収縮。喜びのスパークから、チクチクする感覚が頭上に広がり、リズミカルな痙攣を伴って、花の奥底へ深く潜り、やがて緩やかな平穏が訪れる。

トップ|コリアンダー、ベルガモット、ビターオレンジ、ピンクペッパー、レモン、ピメントベリー
ボディ|オレンジフラワー、イランイラン、チュベローズ、ジャスミン
ベース|ハイビスカスシード

取扱店舗|新宿、渋谷、池袋、麻布台、横浜、名古屋、大阪、オンライン

【コメント】
Heretic Parfum」は、ヨーロッパ的ないわゆる旧来の「香水」とは違ったアプローチをする新時代の香水ブランドです。

創業者兼調香師のダグラスの体現する「Heretic=異端者」とは、基本の型を会得しないままに個性や独創性を求めるような半端者の「型無し」ではなくて、基本の修行や鍛錬を積んだ後にこそ到達できる、「型破り」な生き様のこと。

花にもしオーガズムがあったら?という発想もこのブランドならでは。

「フローガズム」は、スパイスとレモンの眩しさ、そして生花の青さを感じる香りで始まり、その奥からジャスミンやチュベローズの官能的で肉厚な花びらの甘さが姿を見せます。コンセプトはセクシーですが、まとわりつくような感じやしつこさはなく、花の柔らかさを残したような香りです。 

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日本の花々を体現 
サクラアンペリアル|天上の桜

Anthologie|サクラアンペリアル(天上の桜)

桜を中心に華やかな日本の花々を体現する香り。様々な原料の個性を融合させ、完璧なバランスで表現。桜は日本文化を代表する再生と美の象徴。武士道に通ずる精神性。命を賭しても貫く純粋さ、忠誠心、正直さと勇気。

トップ|レモン(イタリア産、EO)、カモミール(EO)、サイプレス(マダガスカル産、EO)、ブラックペッパー
ボディ|サクラ、アップルフラワー、ジャスミン(Abs)、ブラックカラントフラワー
ベース|サンダルウッド(EO)、ラズベリーフラワー、トンカマメ(Abs)

取扱店舗|渋谷、麻布台、有楽町、名古屋、大阪、札幌、福岡、オンライン

【コメント】

46年のキャリアの中で50,000以上の香りを世に送り出してきたレジェンド調香師ルシアン・フェレーロが手がけるブランド、Anthologie。

彼が長きにわたるキャリアで貫いていた「調香師は黒子であるべき」という彼独自の哲学を転換して創設され、調香師人生の集大成として取り組んでいるブランドです。

「サクラアンペリアル」は、清々しく咲き誇る桜をイメージさせるような可憐な香りです。陽光に花びらが透けている情景を思わせる爽やかなトップや、ミドルからラストにかけて続く控えめでしっとりとした甘さが美しい作品です。

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新生活の疲れを癒す香り3つ

新しい人や、新しいこととの出会いに満ちた春。わくわくすることも多いけれど、ふと疲れがたまっていることに気づくこともあるはず。そんなときに香ってみてほしい作品たちをご紹介します。

やわらかなヒノキ 
No.2 ル ロン フォン|ル ロン フォン植物園

Maison Louis Marie|No.2 ル ロン フォン(ル ロン フォン植物園) 

ルイ=マリーが1973年にベルギーで設立した植物園は、今日に至っても活き活きとした緑を育む運営が続いている。躍動感のある清々しいウッディーノート。

トップ|ヒノキ
ボディ|シダーウッド、パチョリ
ベース|ホワイトムスク

取扱店舗|新宿、渋谷、池袋、麻布台、有楽町、銀座、横浜、名古屋、大阪、神戸、札幌、福岡、KO-GU 渋谷、オンライン

【コメント】
フランス革命時の亡命先で2,000種以上の新種の植物を発見し、フランス植物学の父として歴史に名を刻んだ偉人、ルイ=マリー。Maison Louis Marieは、彼の子孫がその植物学の情熱叡智をフレグランスメゾンとして現代に蘇らせたブランドです。

 「No.2 ル ロン フォン」は、混じり気のない、純粋なヒノキの香り。香り立ちが柔らかいので、ずっと香っていても鼻が疲れにくい作品です。メゾン ルイ マリーの香りは、嗅覚で採集される香りの植物標本と言われますが、まさにそれを体現しているような本物感と繊細さを感じます。

清々しさと同時に柔らかさもあり、静かに見守ってくれるような香りです。

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心を整える神聖な煙 
アンセンス アサクサ

L'Orchestre Parfum|アンセンス アサクサ

神聖な寺院。琴のうららかな音色で、冬の祈りは聞き入れられる。巨大な香炉から立ち上る荘厳な煙にうっとりするような、パウダリー&ウッディ。 

NOTE:フランキンセンス・インセンス、ピンクベリー、サイプレス 、アイリス、バイオレット、ミルラ、ホワイトムスク

琴奏者:日原史絵

取扱店舗|新宿、渋谷、池袋、麻布台、有楽町、銀座、名古屋、大阪、神戸、札幌、福岡、オンライン

 【コメント】
一流の楽器職人が作り出す楽器の音色やリズムからインスピレーションを受けた調香師たちが香りの譜面を書き上げ、それにあわせて音楽の巨匠たちが香りのインスピレーションを音で解釈して音楽を創りあげる。L'Orchestre Parfumの香りは、こうして作られます。

「アンセンス アサクサ」は、琴の音色からインスピレーションを得ており、琴奏者の日原史絵さんによる演奏とコラボレーションしています。ぜひ、ゆったりと余韻を残しつつ艶やかに響く琴の音色を聴きながら、楽しんでみてほしい香りです。

ピンクベリーでわずかに甘酸っぱさをプラスされた木の香りが、決して重苦しくなることなく上品なパウダリーさをまとってただよいます。

 

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森林で深呼吸 
グリーンシダー 

Abel|グリーンシダー

針葉樹が生い茂る深緑の森の奥底。誇らしげに歩き回って、小さな谷を見つけた。ふと目を閉じて、体中の血の巡りを感じる。それはあなたから離れることのない、非の打ち所のない美しさ。

トップ|マグノリア、カルダモン
ボディ|ナガルモタ、ガイアックウッド
ベース|シダーウッド(テキサス産)、シダーウッド(アトラス産)

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【コメント】
ワイン醸造家であるひとりの女性フランシス・シューマックによって、2013年、オランダ アムステルダムで設立されたブランド、Abel。Abelのフレグランスは、完璧にデザインされた従来の香水とは全く別物で、香りをまとう人の肌や体温との化学反応によって、幾通りにも偶然に香ります。

自分以外は誰もいない、静かな森を想像させる香り。
長い時間を生きている木々たちから漂ってくるような静謐な雰囲気を感じられる、木々に包まれて、深呼吸できるような香りです。

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心を新たに、背筋が伸びる香り2つ

春には、新たな場所やポストで新生活を始める方も少なくないはず。背筋がピンとのびるような、自分に自信を持たせてくれるかっこいい香りたちをご紹介します。

反骨精神と若さ 
セ ミューティン

Anthologie|セ ミューティン(これは反逆です)

1968年に同じ調香学校で出会った二人の調香師。香水界の若き反逆者として長らく苦楽をともにした。半世紀以上続く友情は再び出会い、彼らの反骨精神を2つの香りに完璧に昇華させた。これは永遠の若さの反映。

トップ| グリーンタンジェリン(イタリア産、EO)、オレンジフラワーコンクリート、プチグレン(パラグアイ産、EO)
ボディ| ジャスミンコンクリート、ローズコンクリート、リリー
ベース| ラズベリー、ビーワックス(Abs)、アンブレットリド

取扱店舗|渋谷、麻布台、有楽町、名古屋、大阪、札幌、福岡、オンライン

【コメント】
オレンジフラワー、ジャスミン、ローズから作られた3種類のコンクリートは、ルシアン・フェレーロが、グラースの会社アコーズ・エ・パルファン社と共同開発した3つの新しい原料。これらは昔ながらの香水のエレガンスを思い起こさせる原料になっています。

これらの3つの原料から出発して、彼らの反逆精神を表現する最新作に取り組んだ対になる作品が、セ ミューティンとセ ロベルです。

調香師はルシアン・フェレーロと、ジャン=クロード・エレナ。どちらもレジェンド調香師と呼ばれる、大人気調香師です。

この2作品は、無意識、大胆不敵、自由を感じて、後ろを振り返ることなく機関車のように前進し、ルールを破って新しい道を発見し探検することを厭わない、そんな若さを反映した香り。

セ ミューティーンは、柑橘の青く苦味のある部分を集めたようなトップノートに、ジャスミンやリリー、ローズのミドルノートが上品さを加えた香りです。

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漆黒のサイン 
ボア アンペリアル

黒く巨大な垂直のライン。四方に飛び散る漆黒のサイン。インドネシアの最高級パチョリからバイオテクノロジーでアップサイクルされたアキガラウッドを中心に芸術的に組み上げた官能的でフレッシュなウッディノート。

トップ|バジルオイル(エジプト産)、ティムットペッパーオイル(ネパール産)
ボディ|ベチバーオイル(ハイチ産、サステナブル)、ジョージウッド、ペタリア
ベース|パチョリオイル(インドネシア産、サステナブル)、アキガラウッド、アブロフィックス

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【コメント】
Essential Parfumsは、反抗的な精神で香水の本質を取り戻すことを目指し、手に届く価格で、とにかく最高の香りを、というコンセプトを持つブランドです。

世界最高の調香師たちに一切の制約を設けずに、彼らの署名付きで自由に創作にあたってもらうという、ごくシンプルだけれども強力なアプローチをとっています。

 「ボア アンペリアル」は、深みのあるパチョリやベチバーと、バジルのフレッシュさが調和した香り。フルーティーさを持つティムットペッパーのアクセントがわずかに、しかし確かに、刺激を加えています。

力強くも、抜け感や余裕を感じる香りです。 

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お花見をモチーフにした香水セットが限定登場!ミニ香水セット 花も団子も


NOSE SHOP ミニ香水花も団子もセット

NOSE SHOPオンライン限定!ミニ香水キット。日本の春をイメージして「桜」「デザート」「お寺」の香りを組み合わせた香水キットが登場!

日本の桜をイメージしたフローラル香水に加え、お花見に欠かせないデザートの甘さを感じさせる香水、そして日本の伝統と静けさを感じることができるお寺系香水、の全3種をご紹介。

春をめいっぱい感じる、うららかなひとときをお楽しみください。

  • NOSE SHOP(ノーズショップ)
  • ラインアップ(全1種)
  • ミニ香水限定キット 4,400円(税込)
  • 取扱店舗|NOSE SHOP オンライン
  • 発売日|2024年4月24日

今回の注目ポイントは?

 


本記事でご紹介した Anthologie「サクラアンペリアル|天上の桜」、L'Orchestre Parfum「アンセンス アサクサ」に加え、今回のラインナップに登場しているのが Etat Libre d'Orange「ライク ディス|こんなふうに」

 

ジンジャーやパンプキンのほっこりした美味しそうな香りに、イモーテルフラワーやネロリが優しさを添えている、懐かしさを感じるような香りです。

この香りはイギリスの女優ティルダ・スウィントンとのコラボレーションで作られており、彼女自身が考える「昔の思い出を蘇らせてくれる香り」を表現した作品です。

花より団子派の皆さんも、花も団子もどっちも捨てがたい!という皆さんも、ぜひこの甘さをお楽しみください!

おわりに

花咲き乱れる美しい香りから、疲れた心身を癒す香り、そして新たな気持ちになれる香りまで、春にぴったりな香りたちをご紹介しました。

それぞれの春に合わせて、気になる香りを楽しんでみては?

ミニ香水セットもお見逃しなく!